良寛の像を訪ねて

kanazu362009-04-29

今日29日は「昭和の日」で祝日。
昭和の時代が終わってもう20年が過ぎた。
地方紙新潟日報で毎日一面に良寛の歌を連載する。
今日の歌は「我が生 何処より来たり 去って何処にか之(ゆ)く」。
解説では「私の命はどこから来て、またこの世を去ってどこへ
行くのであろうか。過去ー現在ー未来と、連なる時の流れの
なかで、人の世の行く末と、亡き人を想う」と。
新潟良寛会では今日設立25周年記念講演会を新潟市で開催する。
4月11日、新潟市南区新飯田の円通庵の境内に良寛さんと有願和尚との「親交を
あたためる像」が完成し式典が行われたと新聞に出ていた。
良寛さんに魅せられ小雨の降る27日、日記と記憶を頼りに「道の駅国上―国上―出雲崎
三条―新飯田―新潟古町」を訪ね良寛の像を観てきた。 
・道の駅国上の良寛像(旧分水町)
 道の駅国上と書かれた大きな石板の円の中に毬を持つ切り絵のような良寛像が建つ。
・国上寺境内の良寛像(旧分水町)
 「良寛禅師像」平成7年12月:桝澤清作
 良寛禅師が国上寺境内から本堂を見渡す。
 小雨に濡れる良寛像、池からはカエルの鳴き声が聞こえる。
・朝日山展望台の良寛像(旧分水町)
 「良寛さんと毬像」平成7年12月:茂木弘次作
 公園内に良寛さんが四人の童と毬つきをする姿の「良寛さんと毬像」が建つ。
 像の周りに咲く八重桜は今が満開。
良寛堂の良寛像(出雲崎町
 「良寛像」昭和63年9月:桝澤清作
 良寛堂を背に遠く佐渡を眺める「良寛像」が建つ。
・夕日の丘公園の良寛像(出雲崎町
 「語らいの像」平成5年3月:茂木浩次作
 良寛記念館前の石段を登ると日本海を見渡す広場に出る。
 広場に「にいがた景勝百選一位当選の地」の石碑が建ち、広場中央に良寛さんが二人の
 童と話す姿の「語らいの像」も建つ。
 公園からは眼下に出雲崎の街並みと遠く佐渡が見渡される。
・新幹線燕三条駅前の良寛像(三条市
 「良寛と子供像」昭和63年10月:茂木弘次作
 良寛さんが子どもの持つ凧に「天上大風」と書く姿の「良寛と子供像」が建つ。
 像の脇に「天上大風」の説明書きがあり像をバックに燕三条駅の文字が。
・円通庵境内の良寛さんと有願和尚像(旧白根市
 「良寛さんと有願和尚像」平成21年3月:植村脩作
 有願和尚没後二百年を記念し地域の人たちや「あかねの里づくり協議会」の協力で
 像が建立された。
 像には「親交をあたためる有願さんと良寛さん」と書かれている。
 円通庵に通ずる有願小路と庵小路の入口2カ所の石柱の上に小さな有願和尚像が建つ。
新潟市古町の良寛托鉢像(新潟古町)
 「良寛托鉢像」平成12年4月:茂木弘次作
 説明には、「良寛が50歳の頃新潟へ托鉢に来て有願和尚に逢い・・・。
 良寛没後170年祭を記念して、良寛を敬慕する多くの方々の浄財により、この良寛
 と詩碑を建立しました」と書かれている。
身近のところに良寛さんの像が、こんなにもたくさんあるのに驚いた。
今回デジカメ撮った写真はA4の用紙一枚にまとめた。

良寛さんと3人の童 (イラストを模写)