トキとハヤブサ

kanazu362009-07-04

トキとハヤブサの話題が新聞・テレビを賑わす。
7月2日ハヤブサの親子がパラボラアンテナ付近を出入りする
様子がテレビから流れていたので3日ハヤブサ親子を見に
県庁を訪れたが、残念ながら姿を見ることができなかった。
・トキの放鳥
 ・一次放鳥
  昨年9月25日佐渡市新穂正明寺で10羽のトキが放鳥された。
  環境庁の7月1日現在の発表によると、1日固体番号13番が新潟市西蒲区
  水田地帯で固体番号4番が富山県黒部市で雄4羽が佐渡市にいることが確認
  され、雌の固体番号3番は6月30日に糸魚川市で確認されている。
  固体番号7番は、3月18日の胎内市を最後に行方不明。
 ・二次放鳥(20羽)
  環境省は7月3日、第10回トキの野生復帰専門家会合を佐渡市で開き、二次放鳥を
  9月27日から30日の間に行うことを決めた。
  放鳥数は昨年の倍の雄雌合わせて20羽程度の予定。(雌12羽・雄8羽)
  現在佐渡トキセンター野生復帰ステーションの順化ケージで訓練している雄8羽・
  雌10羽をすべて放し、さらに雌2羽を追加する。
  二次放鳥はトキが自然に飛び立つのを待つソフトリリース方式(群れを形成しやすいと
  される)で行う。
 ・今季のひなの誕生(44羽)
  佐渡トキ保護センターによると今季のひなの誕生は6月27日現在、44羽がふ化し
  41羽が生育中と。
  佐渡トキ保護センターで11ペア、野生復帰ステーションで5ペア、多摩動物公園
  2ペアの計18ペアで113個の卵が生まれた。
  113個の卵からひな誕生は、佐渡トキ保護センターで28羽、野生復帰ステーション
  で6羽、多摩動物公園で10羽の計44羽。
  うち3羽が巣から落ちるなどして死んでしまった。
  現在国内で飼育されているトキは151羽。
 ・一次放鳥のトキ繁殖期終え羽白く
  環境庁のモニタリング専門チームによると、一次放鳥トキが繁殖期終え生殖羽が6月
  初めころから抜け始めた。
 ・黒部市がトキに特別住民票を交付
  5月16日に富山県黒部市新潟県佐渡島から飛来したトキ、1カ月以上も黒部市に滞在
  した。
  6月15日、同市はトキの滞在が1カ月になるのを記念し、このトキに「トキメキ」の
  愛称で特別住民票を交付した。
  市では希望者に「住民票」の写しを枚数限定で配布する予定。
・番外:トキの分散飼育施設建設予定地夏度(旧寺泊町夏度)
 トキの分散飼育施設を建設する寺泊地区の旧夏戸小学校跡地近くの道路沿いに「夏度
 城跡上空を舞う」トキの姿を描いた大きな看板が、夏戸ささりんどう環境保全会によって
 6月16日に立てられた。
 長岡市は昨年12月19日、環境省からトキの分散飼育地に選ばれまた。
 分散飼育では、長岡でトキを繁殖させ、佐渡での野生復帰を応援する。
 現在、繁殖経験を積むため、悠久山小動物園でトキ近縁種のクロトキ、ムギワラトキ計6羽
 を飼育している。
 今後、分散飼育施設を寺泊地域の旧夏戸小学校跡地に建設予定。
 平成23年度にトキの受け入れを目指す。
新潟県庁18階に営巣するハヤブサの愛称公募
 泉田裕彦新潟県知事は6月29日の県議会で「ハヤブサがすむ県庁を全国に発信したい」
 と述べ、県庁18階外壁のパラボラアンテナ裏で営巣しているつがいのハヤブサの愛称を
 公募する考えを示した。
 ハヤブサ:頭や背は青黒く、黒いマスクを着けたような顔が特徴。
        数の少ない猛禽で、新潟県では主にがけの多い海岸にすむ。
        佐渡・粟島・県北の岩礁海岸などに見られ、冬は平地の湖沼などに飛来する。
        主な餌は鳥で、カモやハトなど。(新潟県の野鳥図鑑から)
 県庁でハヤブサの営巣が確認されたのは1992年ごろ。
 初確認以来、地上約70mの高さにあるパラボラアンテナ付近を出入りしており、今年も
 ひな2羽がふ化し6月初めに巣立った。
 泉田知事はハヤブサの営巣を「県庁が自然豊かな環境にあることを表している。潤いと
 安らぎうを与えてくれる」と。
 どんな愛称が付けられるだろうか。
トキが舞う新潟、ハヤブサが県庁のパラボラアンテナ付近で営巣する姿がテレビから流れて
くる。
次ぎはどんな鳥の話題が、県民に潤いと安らぎうを与えてくれるか。

あんな高いところにハヤブサが (イラストを模写)