あっ!!トキが目の前の大空を舞う

kanazu362009-07-17

昨16日、夕刊を開いた。
15日の夕方新潟市西区の新川の川沿いの枯れ木に
羽を休めるトキとアオサギの写真が掲載されていた。
珍しいことに今回は撮影場所が詳しく出ていた。
今夕も同じ場所に羽を休めるのではと急ぎデジカメと双眼鏡を持って現場に急行した。
・待つこと1時間半
 16日午後4時7分現地についた。
 新川の川沿いの空き地には望遠鏡を持った人。
 カメラを持った人。
 テレビ局の人。
 環境庁の人や新潟県鳥獣保護員の人たちが集まっていた。
 環境庁の人は固体番号の確認のために。
 双眼鏡を持った小学生もいる。
 新潟県鳥獣保護員の久住章夫さんは「運がよければ今夕もねぐらに戻ってくるかも
 しれませんよ」といいながら7月3日新潟市西蒲区内で撮影したトキが大空を舞う写真を
 見せてくれた。
 トキの行動は、日の出とともにねぐらを飛びたち、日中近くの田んぼで餌をついばみ、
 日没前にねぐらに戻るという。
 今日の日没は午後7時ころなのでそれまで待つことにした。
・トキが目の前の大空を舞う
 鳥獣保護員が「来たぞ」と。
 時計を見ると午後5時42分。
 トキが新川の上流から下流に向かった大空を飛来する。
 大空を見上げた。
 トキ色に輝くトキの雄姿が・・・
 羽を広げ大空を舞うトキは、やがて左岸の松林の木の枝に止まつた。
 感激の一瞬は約5・6秒。
 あっという間の出来事だった。
 大勢の人に驚いたのか、昨日羽を休めた木からは少し離れている。
 鳥獣保護員の人たちが望遠鏡を3台セットする。
 「トキを見たい人はどうぞ」と。
 1列に並び順番に望遠鏡をのぞく。
 木に止まるトキの姿を初めて望遠鏡で見た。
 長い口ばしの朱色が印象的だ。
 午後5時53分アオサギが飛んできて同じ木に止まった。
 望遠鏡をのぞくと、トキは左側、アオサギは右側で2羽とも背を向けている。
 鳥獣保護員の人は「トキとアオサギは相性がいいんですよ」と。
・写真撮影
 デジカメで何枚も写真を撮ったが距離があり過ぎてトキは写らない。
 「望遠鏡のレンズ越しにデジカメで撮ったら」と。
 許可を得てレンズ越しに撮った。
 トキの姿がデジカメに。
昨年12月、佐渡で放鳥されたトキが関川村に飛来と新聞に出ており12月5日、トキを
見に関川村女川地区まで出かけた。
運悪く4日まで女川地区の水田にいたが5日は他の場所に移動した後だったのでトキの
姿を見ることができなかった。
今回は写真の撮影した場所が詳しく出ており現場も近かったので急行した。
待つこと約1時間半。
執念でついにトキの舞う姿を見た。

見た!!大空を舞うトキの雄姿を (イラストを模写)