大河ドラマ天地人謙信旗揚げの地栃尾を歩く

kanazu362009-08-02

NHK大河ドラマ天地人」の主人公直江兼続の幼少期、与六役
を演じた加藤清史郎(7)君が、8月1日佐渡汽船カーフェリーで
一日船長を務め佐渡に渡った。
ここでも名セリフ「わしはこんなとこ来とうなかった」を披露した。
大河ドラマ天地人」ブームに沸く旧栃尾市では「兼続を育てた謙信公のふるさと展」を開催
していた。
7月25日マップを片手に道の駅R290とちおを振り出しに「謙信旗揚げの地栃尾」の街を
歩いた。
・道の駅R290とちお
 道の駅ギャラリーコナーには、道の駅の登録証が掲げられ、その脇に「義の心発祥の地
 越後栃尾上杉謙信公旗揚げの栃尾」と「第55回とちお祭り」のポスターが貼られている。
 売店や食堂や休憩場がある。
 店外には地元の農作物や名物の「栃尾のジャンボ油揚げ」が売られている。
・瑞麟寺跡
 上越市吉川区にある転輪寺三世湖山和尚の開山による禅宗寺院。
 謙信公幼少のころ、この寺で五世門察和尚の修行を受けた。
 のち越後の国王となった謙信公はこの寺に「郡司不入」「諸役免除」という強大な特権を
 与え保護した。
 建物は炎上焼失したが、堂前の梵鐘は常安寺に引き継がれ、瑞麟寺唯一の遺品として
 保管されている。
・常安寺(曹洞宗
 門察和尚が住持を務めた瑞麟寺が焼けた後の、天文16年(1547)謙信公によって
 創建された古刹。
 開山は謙信公の学問の師門察和尚。
 寺には謙信公ゆかりの品々「栃尾市指定文化財3点」や「新潟県指定文化財3点」などを
 所蔵する。
 本堂の入り瑞麟寺梵鐘(新潟県指定文化財)を見た。
秋葉神社
 常安寺脇の127段の石段を登ると秋葉公園と書かれた石柱が建つ。
 正面が秋葉神社
 天文20年(1551)、謙信公が常安寺の守護神として遷宮した神社。
 火伏せの神・秋葉信仰の2大霊山の一つとして、江戸時代に幕府から火防日本総本廟の
 称号を与えられた。
 参拝した前日の7月24日が「秋葉の火祭り」だった。
秋葉神社奥の院石川雲蝶の彫刻:栃尾市文化財
 秋葉神社の真後ろに秋葉神社奥の院がある。
 奥の院は弘化3年(1846)に落慶した。
 土台から破風に至るまで豪華な彫刻で埋め尽くされている。
 この彫刻は、安政年間に石川雲蝶と熊谷源太郎の2人によって8年間の歳月を費やし彫ら
 れた。
 奥の院の建物はすべて金網で覆われており網越しでしか彫刻を見ることができない。
・謙信公銅像
 秋葉公園内に、左手に数珠・右手に軍扇・腰に刀を差している謙信公像が建つ。
・秋葉公園
 秋葉公園は、常安寺の127段の石段を登ると、火防の神として有名な秋葉神社がある。
 境内は整備され公園となっており、栃尾城跡を背にした謙信公の像、句碑などがある。
 春は桜・夏の清風・秋の紅葉・冬の雪景色と四季を通じ市民の憩いの場となっている。
栃尾がんぎ通り
 栃尾の街中にもふるさと高田に負けない雪国特有の雁木通りがあった。
・番外:栃尾名物ジャンボ油揚げ
 250年余の時の流れを今に伝える「栃尾名物ジャンボあ油揚げ」。
 昔、栃尾の馬市にやってくる馬喰(ばろう)や農民たちが、商売成立の時に酒を酌み
 交わし、そのつまみとして油揚げを質朴豪放な彼らの気合いに合った大きさで作ったのが
 始まりと言われる。
 道の駅に、その場で揚げたできたてのジャンボ油揚げを食べさせる店があり食べてみた。
 ボリューム満点、1枚食べれば満福。
初めて栃尾の街を歩き上杉謙信公ゆかりの史跡を訪ねその足跡を知った。

できたてのジャンボ油揚げを試食 (イラストを模写)