消防出初式とマチとムラの消防展
今日1月10日は「110番の日」。
新潟県警の発表によれば、2009年の110番受理総件数は、
13万4488件で前年より1537件増え、2年連続増加した。
いたずらは8203件で前年より731件減少した。
今日10日、新潟市では消防出初式が行われる。
1月の暦には6日が消防出初式と書かれている。
消防出初式は、江戸時代から明治時代にかけては1月4日に行なわれていたが、現代では
1月6日の開催が恒例である。
新春恒例の東京消防出初式を1月6日(水)行われた。
新潟市歴史博物館で江戸時代から現代までの消防の歴史を紹介する「マチとムラの
消防展」が開催されており6日見てきた。
・新潟市の消防出初式
・分列行進
新潟市の消防出初式の分列行進が、10日午前9時半から古町通りで行われる。
今年は、消防車109台・消防団員と消防局員合わせて約700人が分列行進に参加
する。
・放水訓練
放水訓練は午前10時から萬代橋下流の信濃川両岸から消防車・消防艇・新潟海難救
助隊による一斉放水のほか、海上保安庁のヘリコプターも飛行する。
・マチとムラの消防展(新潟市中央区:新潟市歴史博物館・1月6日)
会場入口に通ずる通路に手押しポンプ車と纏(まとい)が飾られ見学者を歓迎する。
・新潟市で発生した大火
・享保10年(1725)新潟で530軒焼失
・慶応元年(1885)新潟町で540軒焼失
新潟市では明治13年(1880)に一度、明治41年(1908)に二度も1000軒以上の
建物を焼失する火災があった。
最近では昭和30年(1955)に新潟市の中心部を972戸を焼き尽くす大火があった。
会場は各コーナーに分けられている。
・江戸時代の消防 ・江戸時代の新潟町の消防体制とムラの消防体制
・明治以降の消防体制 ・戦時下の消防 ・戦後から現代の消防へ
展示されている道具や写真も豊富だ。
・壊して消す道具(はしご・サスマタ・鳶口(とびぐち)
・放水して消す道具(・防火用水)
・いち早く知らせる(半鐘・纏・拍子木)
・法被(刺子頭巾・半纏)
展示品を見てい、ふるさとの家の近くの消防小屋を思い出した。
小屋には手押しポンプ車や纏や法被の置いてあったと記憶している。
終戦直後までは、家の前にも防火用水があった。
戦後は防火用水も不要となりフナやメダカなどの雑魚を入れる水槽として利用した。
寒波の影響か、連日暖房器具が原因の住宅火災発生のニュースが新聞テレビに・・・
新潟県内では元旦から8日までに12件の住宅火災が発生し5人が死亡した。
これは過去24年間で最多だという。
寒さはこれからが本番、お互い火の取り扱いには十分注意しょう。
懐かしい手押しポンプ車が (イラストを模写)