巨大バナナとジャンボしいたけ

kanazu362010-01-31

新潟県農業総合研究所園芸研究センターが、1985年から
研究を続けていた色鮮やかな「紫色」の新品種のオリジナル
チューリップの開発に成功したと新聞に。
巨大バナナとジャンボしいたけの話題も新聞に出ており
小雪の降る1月29日見学してきた。
・巨大バナナ(三条市保内:保内公園熱帯植物園温室・1月29日)
 園内に入ると正面に人工の滝が流れ落ち、右側にガジュマルの木が、左側に
 スイカスベンジャミナの木が入園者を歓迎する。
 熱帯植物園温室は保内公園正面に位置し、高さ15m、面積879平方メートルの
 総ガラス張りの温室で冬でも摂氏15度以上に保たれており、熱帯の珍しいバナナ・
 パパイヤ・コーヒー・トックリヤシ・ココヤシ・ハイビスカスなど、120種類1800本の
 亜熱帯の植物が植えられている。
 温度計と湿度計を見た。
 1階は14度、2階は16度で湿度は84%。
 1階の右側のコーナーがバナナ園になっている。
 案内板には「日本ではフルーツとして生で食べるが、熱帯・亜熱帯諸国では料理用バナナ
 も多く栽培される・・・」
 バナナの種類は300以上もあるといわれ、園内にはブラッドバナナ・サンジャクバナナ・
 センナリバナナの3種類が栽培されている。
 草丈が約10mある株の葉の脇から5センチほどの小さな実が密集し垂直に下に向かって
 垂れ下がり先端に薄紫色の蓮のつぼみのような花を付けているのがセンナリバナナ。
 実は株自体が枯れるまで下へ下へとなり続けるという。
 実は、スーパーになどで売られている「モンキーバナナ」をさらに小さくしたようだが
 食べられないという。
 実が多く重なっており、まさに名前の通り「千なり」だ。
 一度実をつけたバナナの株は自然に枯れてしまう。
 職員が指をさし「根元のふくらんでいる部分が子株の新芽です」と。
 新しい子株が顔を出し出番を待っている。
 ブラッドバナナの木も近くにあり実を付けているが、サンジャクバナナはまだ実を付けて
 いない。
・ジャンボしいたけやひこ太郎(弥彦村井田:1月29日)
 弥彦村井田に「ジャンボしいたけ・やひこ太郎直売所・第四生産組合」がある。
 敷地内には、たくさんのしいたけの原木(ナラ・クヌギ)が積まれている。
 「第四生産組合」(代表竹野勝治・59)は、農事組合法人で地元の農家14戸が
 平成2年4月に設立した。
 ハウスは6棟あり、1棟に6000本の原木が置かれ、現在は3棟で1万8000本を栽培
 している。
 原木は4年で新しい原木と交換する。
 普通のしいたけ栽培は、2週間で収穫できるが、ジャンボしいたけ「やひこ太郎」は
 原木の養分だけで育てるので1か月かかる。
 「やひこ太郎」は、かさの直径が7センチ以上のものをいい、大きいと直径13センチ・
 厚さ6センチほどになる。
 直径6センチ前後のやや小さいものは「やひこ小太郎」として出荷する。
 肉厚で歯ごたえが良く、薄くスライスしてしゃぶしゃぶにするのが最高で、鉄板焼きに
 したものは「陸(オカ)アワビ」と呼ばれる逸品。
 収穫は、12月上旬から4月ころまで。
・番外:わが家の庭のしいたけの原木
 昨年5月10日旧上川村高出地区の山林行われたしいたけの種コマ打ち作業に参加した。
 参加者に土産として一人1本のほだ木がプレゼントされた。
 収穫は2年後の春といわれた。
 やっと今年1年目の春を迎える。
 順調に生育すれば収穫は来年の春だ。
巨大バナナ(センナリバナナ)とジャンボしいたけ(やひこ太郎)に驚き・・・

これが巨大バナナのセンナリか (イラストを模写)