節分鬼踊りと恵方巻き

kanazu362010-02-02

1月31日の新潟市の最高気温は11.4度と3月上旬から
下旬並の陽気となった。
3日の節分を前に1月31日新潟市西区の新潟ふるさと村で
本成寺の鬼踊りと福豆まきが行われたので見てきた。
今年もわが家では恵方巻きを作った。
本成寺の鬼踊りと福豆まき(新潟市西区山田・新潟ふるさと村:1月31日)
 三条市西本成寺1、法華宗総本山本成寺では、節分の2月3日午後1時と午後3時からの
 2回、恒例の鬼踊りが行われる。
 3日の節分本番を前に1月31日、新潟ふるさと村で鬼踊りが披露された。
 会場の大広場は大勢の見学者で埋まった。
 鬼踊りは、室町時代の後期に、僧侶と本成寺村の人々が、農作物を狙う夜盗を追い払っ
 たとの故事に由来して、節分の行事として行っているもの。
 ・鬼踊り
  午前11時20分、白い僧衣をまとった寺院衆がほら貝を吹き鐘を鳴らしながら会場を
  巡り邪気を払っていった。
  地場産業の金物をかたどったノコギリ、カナヅチなどを手にした赤、青、黄、緑、黒の
  5色の鬼と三途の川で死者の着物を剥ぎ取るという三途川婆の6人が、左右の2カ所
  から次ぎ次とに舞台に登場した。
  舞台の上で、口上と太鼓の「どんどん」と鐘の「ジャン」にあわせ5色の鬼が「ウォー」
  と奇声を発しながら鬼踊りを披露。
  三途川婆も鬼に負けじと踊る。
  太鼓と鐘の音のリズム「どんどん・ジャン」が鳴り響く。
  時々舞台を降りた鬼が、観客席に入り子どもを抱き上げる。
  怖い鬼に泣きだす子、鬼に顔を背ける子。
  しかし縁起担ぎか、親はおかまいなしに子どもを鬼に差し出す。
  抱きかかえられると手足をばたばたさせて親に手を差し出し助けを求める。
  そのシーンを親たちがビデオやカメラに撮る。
  やがて鬼たちは、「鬼は外・鬼は外」と子どもたちや大人の掛け声とともにまかれる豆に
  圧倒されて逃げ出し退散。
 ・福豆まき
  鬼踊りが終わり鬼や三途川婆たちが、見物者に向かって福豆をまいた。
  すべての行事は約50分終わった。
・わが家で作る恵方巻
 恵方巻きは、節分に食べる太巻きずしのこと。
 節分の夜に縁起のよい方向(恵方)を向いて太巻きずしを食べると福を招くとされる。
 関西発祥の風習だが、新潟県内でも年々広がりを見せデパートやスーパーでも
 売られている。
 福の方角は毎年変わる。
 今年の方角は西南西。
 妻が、福を招く恵方巻きを作った。
 具の五色は、赤はデンプン・黄は玉子焼き・緑はキュウリ・茶はカンピョウ・黒はシイタケ。
 5本の太巻きずしが食卓を飾り、孫たちと西南西に向いて食べ、我が家に福を招いた。
明日は節分「福は内・鬼は外」の声があちこちの家から聞こえてくることだろう。

鬼踊りを見る (イラストを模写)