ひな飾りめぐりと手作りひな人形
家庭で使われなくなり、全国から寄せられたひな人形を飾る
「ビッグひな祭り」が徳島県勝浦町の人形文化交流館で
2月21日から始まり、約3万体が会場に飾られている。
「第11回城下町村上町屋の人形さま巡り」が、今年も今日
3月1日から村上市内一円で開催される。
新潟市内でもあちこちでひな人形が飾られておりひな飾りめぐりに出かけた。
・ひな飾りめぐり
・新潟県立図書館のひな飾り(新潟市中央区:新潟県立図書館・2月17日)
新潟県内の一般家庭から場所がないなどの理由で飾る機会が少なくなったひな人形を
集めた「ひな人形まつり」が開催され、22組が新潟県立図書館に飾られている。
22組のひな人形の中には大正時代のひな人形や手作りの木目込みの人形もあり、
それぞれに持ち主の思い出やエピソードが添えられている。
・新潟市立図書館のひな飾り(新潟市中央区:新潟県立図書館・2月25日)
入口脇に7段飾りのひな人形が飾られ、ひな人形の飾り方の説明が書かれている。
関西流:向かって右が男雛、左が女雛 ・関東西流:向かって右が女雛、左が男雛
・砂丘館のひな飾り(新潟市中央区:砂丘館・2月17日)
廊下に「桃の節供のしつらい」が飾られていた。
これは、日本古来の折形でひな飾り、木の葉包み(陽・男)水引(片輪結び)桃の木・
草花包み(陰・女)水引(両輪結び)菜の花で、お内裏様とおひな様に見立てると
説明書きがある。
部屋に入ると佐藤家と鈴木家の素晴らしいひな人形が飾られている。
・燕喜館のひな飾り(新潟市中央区:燕喜館・2月17日)
部屋の中に「丸に離れ剣かたばみ」の斉藤家の家紋入りの幔幕が張られ、大正初期に
製作された気品あふれるおひな様が飾られている。
斉藤家では「3月3日のおひな様には前座敷に飾り付けておられました」と説明に
書かれている。
・新津フラワーランドのひな飾り(新潟市秋葉区:新津フラワーランド・2月20日)
フラワランドらしい「花と盆栽」をひな人形に見立てた7段飾りのひな壇が設け
られている。
上段は、ひな人形のお内裏様とおひな様。
あとのひな壇の三人官女や五人ばやしなどは、冬から早春に咲く花の寄せ植え(冬に
咲くプリムラ、ウメ・早春に咲く福寿草、雪割草、クリスマスローズ、アザレア・盆栽の松、
椿、ボケ)などが並べられている。
・まちの駅ネットワークみつけのひな飾り(見附市:まちの道みつけ・2月27日)
まちの駅みつけの入口に7段飾りのひな人形が飾られ訪れた人の疲れを癒す。
・手作りひな人形
・娘が小学校で作ったひな人形
今年も娘の作ったひな人形が家のサイドボードの上に飾られている。
ひな人形は、娘が与板小学校5年(旧与板町)の時に手作りで作ったおひな様である。
台座は菓子箱の二段飾りで最上段は内裏様とお姫様、二段目は「三人官女」。
顔と着物は布、髪の毛は茶色い毛糸。目は待ち針。
着物の色は、内裏様が緑、お姫様はピンク、三人官女は黄色で袴は赤。
内裏様は冠をかぶりお姫様は真珠の王冠をかぶっている。
箱の裏には妻の字で「昭和55年10月」と書かれている
・妻が布で作ったひな人形
昨年妻が手芸クラブ仲間と「布で作るおひな様」の講習に参加した。
悪戦苦闘し、男びなと女びなを作った。
今年は、昨年妻が作った「男びなと女びな」がテレビの上に飾った。
・ひな人形と婚期(迷信)
昔から「おひな様を早く片付けないとお嫁に行くのが遅くなる」といわれている。
これは迷信によるものですが、そこにはこんな親心があると新聞に出ていた。
・厄祓いをして不幸を遠ざけるため ・きちんと片付けができる娘に躾けるため
・娘の早めの幸せを願うため
早く片付けられないときは「おひな様とお内裏様を後ろ向きにする」。
後ろ向きにすると「お帰りになった」「眠っていらっしゃる」という意味になる。
夫婦二人となったわが家。
娘の小学校入学祝に買った7段飾りのおひなさまは、ここ数年飾られることもなく押入れの
奥に放置されたままだ。
妻は「飾るときは楽しいが仕舞うときが大変だ」と。
最近は、娘と妻の手作りひな人形2組を飾り桃の節句を祝う。
7段飾りのひな人形は今度いつ飾られることか・・・。
ひな人形めぐり (イラストを模写)