子どもの夢を育む
政府・民主党は昨11日夜、参院選マニフェストを決定した。
それによると、財政再建の観点から2011年度以降の
「子ども手当」の一人当たり月2万6000円の満額現金支給を
断念した。
中学生以下の子ども1人に月1万3千円の「子ども手当」支給は4月から始まり、6月から1回目の支給が始まった。
子どもの夢を育む。
新潟県立万代島美術館で世界中の子どもたちから愛され続けル絵本「ピーターラビットのおはなし」の生みの親「ビアトリクス・ポター展」が開催され多くの人が見学に訪れている。
新潟市が市内の全乳児に絵本を贈る「ブックスタート事業」の実施に向け、同市や市民団体らでつくる「ブックスタート推進委員会」が初会合を開き、来年度の事業開始を目指す。
子どもの夢を育てる写生会や絵本展や昔話などが活発に行われている。
・弥彦神社写生大会(弥彦村)
5月5日のこどもの日、弥彦村の弥彦神社周辺で「第48回新潟県小中学生写生大会」が開催され約200人が参加した。
大会参加者の入賞作品展が弥彦神社絵馬殿で開催されており5月30日見てきた。
会場には、園児から小中学生までの入賞作品約60点が飾られている。
ニワトリ・シカ・鳥居・社殿などの風景が水彩で伸び伸びと描かれている。
飛び入りの大人の絵も数枚展示されていた。
・絵本展(旧吉田町:吉田図書館・6月4日)
燕市の吉田図書館で絵本作家長谷川義史さんの「巡回絵本展」が開催されていたので見てきた。
プロフイルには、昭和36年大阪府藤井寺生まれで、グラフィックデザイナー・イラストレーターを経て「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」で絵本会にデビューと。
会場にはこれまでに出版した78冊の絵本が並ぶ。
奥さんのおおきひろえさんも絵本作家で夫婦共著「もうすぐ赤ちゃんやって来る」も。
絵本から子どもの夢が広がる。
・昔話なじらね(新潟市西区新通:護念寺・6月6日)
懐かしい昔話を聞こうとお寺の本堂に子どもから年寄りまで約50人の人が集まった。
話し手は「新潟の民話の語り手交流会」の人たち15人。
・つるとかめ ・茶栗 ・三枚のお札 ・郵便もち ・参拝者にお願い
・地の下の国 ・耳なし芳一 ・きみの悪い姉さ ・笠木のとうふや ・古家のもり
・だんだんの実 ・わらすべ長者 ・蛇伝説
などなど。
「つるとかめ」は、
一緒に住んでいたつるとかめ。ある日かめがつるに別れてくれと。
つるが、首が長いからか・口ばしが長いからか・足が長いからかと尋ねると。
昔から「鶴は千年、亀は万年」という。
お前さんが死んでわしは九千年も一人で暮らすのは寂しい。やはりつるはつる、かめはかめと暮らすのが一番幸せだと。
「参拝者にお願い」もおもしろかった。
お寺に来る参拝者が履物を履いたままで本堂に上がるので困った和尚さんが入口に「ここではきものをぬいであがってください」と張り紙をした。
字の読めない村人。
読める一人が、「これは」と言いながら着物を脱ぎたたんで本堂に上がった。
村人がこれにならって皆が着物をぬいで本堂へ。
これには和尚さんが驚いた。
貼り紙をじっと見つめて「あぁ!点が抜けている」。
「ここで、はきものをぬいであがってください」だと。
昔話に会場からは笑い声が絶えない。
写生や絵本で子どもたちの感性と色彩力を育み。
昔話で子どもに大きな夢と希望を育む。
大きな笑い声が本堂に響く (イラストを模写)