葉たばこの栽培と禁煙

kanazu362010-06-16

5月31日は世界禁煙デーだった。
たばこの煙による健康被害への関心が高まる中、飲食店界も
全面禁煙にするか完全分煙するかで議論が続いている。
10月1日から増税に伴ないタバコの値段が大幅に値上げと
なる。
300円のセブンスターが440円に・・・。
タバコの大幅値上げで葉たばこ栽培産地やタバコ製造業者は冬の時代に。
葉たばこの栽培と禁煙の話題を新聞から拾った。
・無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント
 日本たばこ産業(JT)は6月8日、5月中旬から東京都内限定で売り出した、火を使わず煙も出ない無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」の生産能力を、秋ごろをメドに倍の月100万パックに引き上げると発表した。
 発売1カ月で65万パックを売る想定外の大ヒットで、供給が追いつかないため、生産能力の増強に踏み切る。
 ゼロスタイルは、タバコの葉が詰まったカートリッジをパイプ状の本体にセットして味わうたばこ。
 1パックは、パイプ状の本体とタバコの葉が詰まったカートリッジ2本入りで300円、詰め替え用はカートリッジ4本入りで400円。
 ニコチンが微量に含まれており、1本のカートリッジで、半日から1日程度楽しめるという。
・葉たばこの栽培(新潟市赤塚:たばこ耕作組合赤塚支所・6月11日)
 新潟市赤塚に新潟県たばこ耕作組合赤塚支所がある。
 11日赤塚地区メイワサンピア近くの葉たばこ畑を見学後赤塚支所を訪れた。
 平成21年度の「地区別たばこ販売実績等」は、
 ・赤塚地区 組合員46人 作付面積9284アール 販売量20万9363キロ
 ・木山地区 組合員55人 作付面積1万3276アール 販売量31万2335キロ
 ・巻町 組合員11人 作付面積2115アール 販売量 4万2152キロ
 ・計 組合員112人 作付面積2万4675アール 販売量 56万3850キロ
 約40年前の赤塚支所管内は、新潟県を代表する葉たばこ産地だった。
 しかし、ここ10年で健康面を理由とする禁煙者の増加や増税に伴なう値上げでたばこ販売も低迷。
 将来の展望も見えず組合員の減少と栽培面積の減少が続く冬の時代に。
・禁煙
 ・俳優の舘ひろしさんが「かながわ卒煙塾」の塾長に就任
  たばこの似合う俳優、舘ひろしさん(60)が11日、禁煙を支援する「かながわ卒煙塾」の塾長に就任。喫煙歴40年の愛煙家だったが、1月から禁煙治療を受け、“卒煙”に成功したという。
  卒煙塾は、受動喫煙防止に取り組む神奈川県のたばこ対策の一つ。
  舘さんは、都内で行われた任命式で松沢成文知事と対談し、禁煙のコツを「サポーターがいっぱいいた方がいい。声をかけられると励みになる」と語った。
受動喫煙と喫煙所の閉鎖
 受動喫煙とは、喫煙者本人ではなく、その周囲の人が間接的にたばこの煙を吸い込むこと。
 たばこを吸わない人でも、喫煙者と同様の影響があるとされることから間接喫煙ともいう。
 たばこを吸わない人が煙の害を受ける受動喫煙が大きな社会問題に。
・たばこをめぐる風景(燕市:産業資料館・6月4日)
 写真家捧武さんは昭和8年燕市生まれ。
 会場にはキセルでたばこを美味しそうに吸う人たちの一瞬の表情を映した写真33枚が飾られている。
 ・夫婦で喫煙 ・市の日客を待つひと時 ・雪かき ・庭先にて ・雪おろし
 ・ひと休み ・いっぷく ・火だね(右手に火だね左手にキセル) ・愛馬と
 ・ジャンボ煙管 ・芸妓さんと
 などなど。
たばこの害と禁煙のすすめが叫ばれる昨今。
火を使わず煙も出ない無煙たばこ「ゼロスタイル・ミント」が喫煙者の福音となるか・・・。

無煙たばこが人気 (イラストを模写)