菩薩半跏像と玄奘三蔵法師金銅坐像
長岡市の新潟県立近代美術館で開催されていた
「奈良の古寺と仏像展」が6日に閉幕した。
期間中の入場者総数は13万523人と多くの人が、中宮寺の
国宝「菩薩半跏像」の優雅はお顔に魅せられた。
大和新潟店が6月25日で閉店となる。
カウントダウンセールが始まった大和で、閉店前最後の感謝特別企画「玄奘三蔵法師金銅坐像完成記念展」が開催されており6月16日見てきた。
・奈良の古寺と仏像展
奈良中宮寺の国宝「菩薩半跏像」。
その神秘的な微笑みはモナリザ、スフインクスとならび世界3大微笑像といわれる。
・玄奘三蔵法師金銅坐像完成記念展
中国・西安市の興教寺が制作した唐の高僧玄奘三蔵法師の座像が、6月10日新潟市東区の延命寺に寄贈された。
延命寺住職薄田東仙(62)さんが「大和に恩返しを」と6月16日から25日まで大和新潟店で玄奘三蔵法師金銅坐像を展示することを決めた。
玄奘三蔵法師といえば、「西遊記」のモデルともなった唐の名僧。
また経典を求めて遠く天竺(インド)まで苦難の旅路を続ける法師を助けて、妖怪相手に大活躍する「孫悟空」は誰しもが知っているヒーロー。
興教寺は669年に玄奘の遺骨を納める塔が建てられたのが始まり。
興教寺は2007年に整備事業の一環として、寺の柱に掲げる書の板「瓦対(がつい)」を延命寺住職で刻字作家の薄田東仙さんに制作を依頼した。
薄田さんは2008年、4対の瓦対と扁額を興教寺に納めた。
これが縁で興教寺と延命寺は姉妹寺院となった。
興教寺は日本側の支援に対する謝意と玄奘の顕彰を目的に金銅坐像(高さ130センチ・重さ165キロ)を製作した。
赤い衣をまとった玄奘三蔵法師金銅坐像。
柔和な顔立ちにと右手の指が印象的だ。
瓦対という言葉に日記を開いた。
2008年3月16日新潟市のりゅーとぴあで開催された「中国西安市・興教寺奉納大瓦対展」で高さ3.5mに及ぶ瓦対8点と大扁額を見た。
8点は興教寺の「大殿」「臥佛殿」「蔵経樓」「三蔵記念館」の4つの建物に設置されると書かれている
・ダンシングラビットの特別展示
あと10日で閉店となる大和新潟店。
例年12月のクリスマスシーズンに登場するダンシングラビットが大和新潟店の古町十字路側のショーウインドーに飾られた。
季節はずれのジングルベルのメロデーに合わせウサギの人形5体が踊る。
脇には「閉店まで10日」と書かれた文字が。
5体のウサギが新潟店にお目見えしたのは1988年の冬。
以来クリスマス時季の到来を告げる名物として買い物客らに親しまれてきた。
大和新潟店閉店特別企画展に展示されている高僧玄奘三蔵法師坐像の柔和な顔立ちに心が和み癒やされる。
坐像を見ていると興教寺の瓦対を見た記憶が脳裏をよぎる。
これも何かの因縁か・・・・。
季節はずれのジングルベルのメロデーが (イラストを模写)