童謡の日と懐かしいあそびの風景

kanazu362010-07-01

きょう1日は[童謡の日]。
来年度から小学校の音楽授業も変わる。
学習指導要領で学年ごとに唱歌や童謡の日本の歌を4曲ずつ
示したからだ。
地方紙新潟日報では毎週「懐かしいあそびの風景」を連載する。
・童謡の日(日本童謡協会制定)
 童謡の日とは、1918年(大正7)7月1日に童話童謡雑誌「赤い鳥」が、児童文学者・鈴木三重吉により創刊されたことにちなんで、日本童謡協会が1984年に制定した記念日。
 大正7年の童謡誕生から、昭和20年までに発表された童謡の中から、312編を集めた「日本童謡集」(岩波文庫)によると、大正の8年間に発表された作品は実に204編で、これは、昭和の20年間に発表された作品の約2倍にものぼる。
 大正時代はまさに童謡の興隆期であり、戦前の日本の童謡の代表的なものは、ほとんどこの時代につくられたといえる。
 大正年間の主な童謡の例は、
 ・かなりや(大正7) 西条八十作詞・成田為三作曲
 ・赤とんぼ(大正10) 三木露風作詞・山田耕筰作曲
 ・ゆりかごのうた(大正10) 北原白秋作詞・草川信作曲
 ・七つの子(大正12) 野口雨情作詞・本居長世作曲
 ・からたちの花(大正13) 北原白秋作詞・山田耕筰作曲
・小学校の歌の教材に唱歌や童謡の日本の歌が
 小学校の音楽授業が変わる。
 学習指導要領は歌の教材として学年ごとに日本の歌を4曲ずつ示した。
 この中から3曲(5・6年生は2曲)を必ず歌うことになっているが、来年度から4曲(3曲)必修になる。
 文部科学省は、「伝統文化を大事にするという考え方から、古くから引きつがれ、慣れ親しんだ歌を取り上げる機会を増やしたい」という。
 学習指導要領が示す歌の教材は、
 1年生:うみ・かたつむり・日のまる・ひらいたひらいた
 2年生:かくれんぼ・春がきた・虫のこえ・夕やけこやけ
 3年生:うさぎ・茶つみ・春の小川・ふじ山
 4年生:さくらさくら・とんび・まきばの朝・もみじ
 5年生:こいのぼり・子もり歌・スキーの歌・冬げしき
 6年生:越天楽今様・おぼろ月夜・ふるさと・われは海の子
 小学校で歌った懐かしい歌の数々が、また学校の教材に。
・懐かしいあそびの風景 
 地方紙新潟日報に4月6日から毎週火曜日に「懐かしいあそびの風景」が連載されている。
 俳人の土肥あき子さんがエッセを書き村上保さんが絵を描く。
 1回目は「ぶらんこ」以後「しゃぼん玉」「せっせっせ」「紙飛行機」「ままごと」「風車」「草笛」「けんけんぱ」「水切り」「蛍狩り」「折り紙」「じゃんけん」「シーソー」と続く。
 絵を見ながらエッセイを読むと、子どものころ遊んだ懐かしい風景が走馬灯のように脳裏を駆け巡る。
 次はどんなあそびが登場するかと胸をわくわくさせてくれる。
童謡や懐かしい昔の遊びが、遠い子どものころの思い出を呼び起こす。

孫と唱歌を口ずさむ (イラストを模写)