菜種油しぼりを体験
6月26日のテレビで「日本の伝統色〜江戸の世に華やぐ色」で
菜種油の油色(黄色)と江戸の天ぷらを紹介。
油の色も松油は琥珀色で馬油は乳白色だと。
27日福島潟で「菜種油しぼりを体験」が実施されてので参加
した。
・菜種油の油色(あぶらいろ)
テレビで「日本の伝統色〜江戸の世に華やぐ色」で菜種から採った油色と油色にこだわった天ぷら屋を紹介していた。
油色とは、菜種から採った油の黄に赤みを帯びた、透きとおるような色(菜種油の色):黄系。
菜種油が広く使われるようになったのは江戸時代初期のこと。
それは灯火だけでなく日本の食文化さえ変えるほどに。
いまや貴重品とも云われる菜種油の製法と、油色にこだわった江戸の天ぷらを紹介、主人がこれぞ江戸の油色の天ぷらだと。
・菜種油しぼりを体験(新潟市北区:福島潟・6月27日)
大雨の中菜種油しぼりを体験には小学生7人を含む約30人が参加した。
主催した水の駅「ビュー福島潟」レンジャーの人が、福島潟の「菜の花栽培について」1年間の作業経過を報告した。
・昨年10月2日(金)の種まき
・4月3日(土)の菜の花迷路づくり
・5月29日(土)の菜種の刈り取り
・6月27日(日)の菜種油しぼり
今年は低温と天候の影響で菜種の刈り取りが遅れ種が準備できなかったので昨年の種で油しぼりは行うと。
菜種1粒に4〜5%の油が含まれている。
手動式と電動式の搾油機(しぼり機)が準備された。
手順は、菜たねの焙煎−搾り−ろ過−完成
種の焙煎:菜たねを搾油機にかける前に、フライパンで軽く炒る
搾り:菜たねを搾油機に入れる
採油:菜たね油がにじみ出てくる
時間の関係でろ過せずにカップに採油した。
搾油機を使い菜種油しぼりを初めて体験した。
手動式と電動式とでは、できた油と油粕に違いがあるのに驚いた。
手動式で製油した油の色は、黄色で透きとおってきれいだが、電動式で製油した油は薄黒く濁っている。
油粕も手動式は粕に湿り気があるが電動式はさらさらしている。
作業は約1時間半で終わった。
希望者に手動式と電動式で採油した菜たね油が配られた。
油は小さな容器に入れられている。
電動式で採油した菜たね油は、濁っているのでコーヒーフィルターなどを使ったろ過してくださいと。
雨の降るなか、近くで農家の主婦4人が菜種を刈り取りはさ木に掛ける姿が・・・。
あれ!油の色が違うわ (イラストを模写)