懐かしい清酒ラベルの復刻とハイボール人気
梅雨明けともにビールの美味しい季節がやってきた。
懐かしい清酒ラベルが復刻した「スキー正宗」の販売と
ハイボール人気でウイスキー「角瓶」が品不足で出荷調整の
恐れがあると新聞に。
・復刻版清酒ラベルの「スキー正宗」の販売
ふるさと上越市高田の武蔵野酒造が昭和20年代に使われたスキーで滑る男性のイラストが描かれた懐かしいラベルを張った復刻版清酒「スキー正宗」を販売する。
ふるさと上越市高田はスキー発祥の地。
来年1月日本にスキーが伝わって100周年となる。
100周年になるのを記念し懐かしい清酒ラベルを貼った復刻「スキー正宗」の登場。
ラベルには、ゴーグルを着けた男性スキーヤーが「M」の文字入りのセーター姿で斜面を軽やかに滑り降りる姿が描かれている。
スキー板は長く、ストックも最新型に比べるといささか古めかしい。
全体の色調は抑え氣味でレトロな雰囲気がたっぷりだ。
・サントリーの「角瓶」がハイボール人気で出荷調整
7月1日、サントリーはウイスキーをソーダで割る“ハイボールブーム”で同社の「角瓶」が売れ過ぎたため、当面の期間、出荷調整を行うと発表した。
「一度に大量発注を受けた場合、一部、出荷を断る可能性がある」と。
角瓶ブランドは、女優の小雪を使ったテレビCMで、ソーダ割りの飲み方提案を展開したことで若者を中心に人気に火がつき、今年1〜5月の販売が前年同期比76%増の124万ケースを売る大人気となっている。
飲食店での採用も急拡大しており、角ハイボールを提供する店舗数は5月末時点で9万店となり、昨年12月末から3万店も増えている。
スッキリ味で飲みやすく、しかも1杯あたり300〜500円程度とビールより安いのが受け入れられているという。
・ついに88円缶ビールが登場
6月22日、流通大手のイオンが1缶(350ミリリットル)当たり88円の低価格を実現したPB(プライベートブランド、自主企画)の“第3のビール”を6月23日に発売すると発表した。
メーカー品を含め、スーパーが販売する第3のビールでは最安値水準となる。
年間7200万缶(350ミリリットル換算)の販売を目指しており、価格競争が激しさを増しそうだ。
生産は、韓国のビール大手に委託し、国内メーカーの第3のビールに比べ4割弱の低価格を実現した。
1ケース(24缶)のまとめ買いの場合、1880円となり、1本当たりは78円になる。
・番外:どぶろく「越の白峰(はくほう)」
どぶろくとは、炊いた米に米麹や酒粕等に残る酵母などを加えて作る酒である。
濁り酒(にごりざけ)とも言われる。
非常に簡単な道具を用いて家庭で作る事も可能だが、日本では酒税法において濁酒(だくしゅ)と呼び、許可無く作ると酒税法違反に問われる。
上越市牧区棚広の佐藤健一(61)さんは、2004年どぶろく特区全国第1号の製造許可を取得し、近くの廃校を利用した加工場でどぶろくを製造する。
造り方は、上越市の杜氏から手ほどきを受けた。
最初に酒米(原料米は五百万石という酒米とコシヒカリを使用)を一度に6キロ研いで10時間ほど水に浸し、1時間かけて蒸す。
熱々を布に広げ、シャモジとうちわを使って温度を下げる。
次に酵母と米麹、水と一緒に深さ40センチほどの仕込み桶に入れ、ゆっくりとかき混ぜる。
あとは15度前後に保った低温庫に2週間ほど寝かせれば完成。
1回の仕込みで約35リットル、年間約1000リットルを製造する。
完成したどぶろくは地元の地区名に合わせ、どぶろく「越の白峰」銘で販売。
「越の白峰」の命名は、長野県との県境にある山並みを地元の人たちは、「白峰(しらふ)」と呼んでいることからヒントを得てどぶろくの銘柄に付けたと。
今年の暑い夏に貴方が飲むのは「清酒」か「ハイボール」か「88円缶ビール」かそれとも「どぶろく」か・・・。
あなたどれを飲む・・・(イラストを模写)