人気の「手のひら盆栽」と御神木の   大ケヤキ

kanazu362010-10-14

3年間五泉に勤務したことがあり、旧村松町の安出という集落は
知っていた。
安出は、蛭野の黄金の里と曹洞宗名刹滝谷慈光寺への途中
に位置する集落だ。
安出集落で「手のひら盆栽」を栽培する人がいると知り10月2日訪ねた。
・人気の「手のひら盆栽」(五泉市安出:おっこの杜植物園・10月2日)
 安出集落の鎮守「大宮神社」脇に品田さんの「おっこの杜植物園」がある。
 旧村松町の安出で「手のひら盆栽」を栽培する品田勝(68)さんは、盆栽をやりたくて12年前に村松町の街中から霊峰白山(1012m)のふもとの安出に引っ越してきた。
 小品盆栽(手のひら盆栽)を集めた「おっこの杜植物園」を始めたのが4年前。
 広い植物園には、いま愛好家の間で人気を得ている、高さ20センチ以下の手のひらサイズの盆栽が60種類1万株鉢以上並ぶ。
 手のひら盆栽ば並ぶ玄関左側の庭園を案内してくれた。
 これがいま大人気の雑木類の「ニオイカエデ」ですと盆栽を手のひらにのせた。
 ほかのも「真伯」「エゾマツ」などを次々と手のひらに載せた 。
 手のひら盆栽は「手のひらに載せ、春の芽吹き・初夏の花・秋の紅葉・冬の緑と四季を楽しめるのが魅力だ」と。
 2年後には「おっこの杜植物園」を本格的に開園するという。
・安出「大宮神社の大ケヤキ」(五泉市安出:大宮神社・10月2日)
 旧村松町中心部から、曹洞宗名刹慈光寺への途中に大宮神社がある。
 慈光寺の先は霊峰村松白山がそびえる。
 この道は、慈光寺・霊峰白山に通じるいわば信仰の道か。
 大木の並ぶ広い境内を進むと、社殿に向かって左側に大ケヤキが立っている。
 資料によれば、樹高:20m・目通り幹囲:5.5m・推定樹齢 300年以上で神社の御神木。
 御神木は成長の過程でスギを1本取り込んでしまった。
 根元を見ると大ケヤキの根元からスギの木が大きく伸び一本の木からケヤキとスギが成長し奇妙な光景を見せている。
 ケヤキとスギの木の両方にしめ縄が飾られている。
 古老の話では「神社の改修の話が出たときこの御神木は3000万の値段がついた。村人は御神木を売れば罰が当たるといってこの木を守った」と。
 境内には他に3m超のスギ2本とケヤキ1本が目につく。
・番外:黄金の里(五泉市蛭野・10月2日)
 旧村松町蛭野地区は、ギンナンの産地で集落一帯がイチョウの葉で黄金色に包まれる
 ことから「黄金の里」呼ばれる。
 樹齢200年から600年のイチョウの木が約100本ある。
 まだ、イチョウの葉は色づいていなかった。
・番外:滝谷慈光寺と杉並木(五泉市蛭野・10月2日)
 ・慈光寺
  パンフレットには、
  開創の年代は不明、往古から真言か天台の有数の霊刹であったといわれる。 
  室町時代の初め、応永10年(1403)ころ、時の嶽城主・神戸太郎最重が傑堂能勝禅師(南北朝時代の武将楠木正成の直孫)を慕い、師を勧進して中興開山された。
  曹洞宗越後四大道場のひとつ。
  石段を登ると山門があり、山門には楠木正成公の家紋菊水が掲げられている。
  境内左側に坐禅堂があり入り口に「坐禅」40分、「写経」1時間の貼り紙がある。  
 ・慈光寺の杉並木
  「黄金の里会館」から滝谷川に架かる橋を渡って慈光寺へ。
  橋から山門までの約500mの参道両側は杉並木だ。
  樹齢300年から500年を越す幹回り6〜7mの杉の大木137本が生い茂る。
イチョウの葉が色づく前に安出集落を訪れ「おっこの杜植物園」を見学、その足で黄金の里と名刹滝谷慈光寺を参拝した。
秋には黄金の里をもう一度訪ねたい。

これが人気の手のひら盆栽 (イラストを模写)