木を植え間伐材を活用
日本は国土の3分の2が森林であり、その40%が人工林。
人工林の杉やヒノキは戦後の植林で植えられた。
林業が廃れ山は荒れ放題に放置されている。
国土保全面から山を守るため人工林の間伐が叫ばれている。
いま間伐材の活用が叫ばれ、ペレットやカートカンに光が当たる。
植林や間伐材の活用の話題を新聞から拾った。
・植林
・五泉のタブノキの森づくり活動
五泉市の市民有志が「タブノキの会」を結成した。
タブノキの会(会長関川和男・68)は、タブノキを中心とした森づくりを通し、五泉市の活性化を目指そうとする市民有志の会。
会では五泉市内の中心部や郊外の空き地にタブノキ5000本を植栽することを目標に春から本格的な活動に取り組むという。
・植林の思い出
・旧村松町蛭野で杉苗の植林
昭和41年(1966)11月5日、職場の奉仕活動で村松町蛭野の白山山麓で杉苗の植林を体験した。
・旧上川村高井で杉苗の植林
2008年5月18日森の作業体験バスツアーに参加、旧上川村高出地区の山林で杉苗の植林を体験した。
・弥彦山で赤松の植林
2010年11月21日、弥彦山岳会の人と協力、弥彦山6合目の橋の近くで赤松の苗木を植林した。
・間伐材の活用
・ヘレット
日本国内では、毎年2000万立方メートル(4トントラック60万台分)の林地残材(倒木や切り捨て間伐で搬送されない材木)が放置されている。
いま全国で間伐材などを利用し「木質ペレット」などを製造、新燃料として活用するところが多くなってきた。
新潟県内の製造工場は、
・新潟エコエネルギー(三条市長沢) ・高木沢企業(十日町市高山)
・上越市バイオマス循環事業(上越市頚城) ・佐渡緑のリサイクル(佐渡市畑野町)
・ウッドペレット(南魚沼市茗荷沢) ・柏崎フロンティアパーク(柏崎市)
・夢ハウス(聖籠町)
などがある。
・カートカン
カートカンとは、ドイツの製本機器会社ミカエルヘラフがフィンランドの製紙会社キュンメネと共同開発した紙製円柱容器のこと。
“carton”(紙)と“can”(金属容器)の合成語。
カートカンは牛乳パックと同じように、紙に合成樹脂張ったもの。
カートカンは、材料に国産の木材を30%以上使用しているので、カートカンを買うことは、山に資金が還流され、国内の森林整備に必要な費用の一部を消費者が負担することにつながる。
日本で最初にカートカン入りの飲料を売り始めたのが「ホッカコーポレーション」という飲料メーカー。
興味を持ちカートカンの自動販売機が新潟市内にあるかと「ホッカコーポレーション」に尋ねた。
新潟市内では、新潟市米山3のマルヤマビルの1階に1台あると知らされ見てきた。
自動販売機の表面上段に「カートカン飲んで育てる日本の森林」と書かれている。
左下には、“植える―森を育てる―間伐材―カートカン飲んで”のサイクル循環図が描かれ
・森は地球温暖化防止
・健康な森林が温暖ガスを吸収
と書かれている。
自動販売機では、コーヒー・お茶・ミルクココア・レモンティー・野菜ジュースなどが買える。
野菜ジュースを買いはじめてカートカンを手にした。
まだまだ飲料容器は缶が主役。
もっと紙でできた飲料容器「カートカン」が普及すれば、少しは日本の森を育てることに貢献できるのでは・・・。
はじめてカートカンを手にする (イラストを模写)