大雪 と雪下ろし

kanazu362011-02-01

今年の新潟県は降雪の日が連日続く。
テレビからは毎日のように魚沼市穴沢や十日町市津南町
積雪状況が報じられ、新潟県は1月23日雪害対策本部を設置
した。
年明け前は、スキー場のオープンも心配されたふるさと上越市高田、新潟地方気象台の発表によると、1月の日照時間は1922年からの統計史上最低の31.4時間だったという。
上越市高田や阿賀町の一斉雪下ろしのニュースも流れる。
新潟県下の大雪と雪害対策本部の設置
 ・大雪
  新潟地方気象台によると1月30日午後9時現在の積雪量は、魚沼市入広瀬地区で4mを超え406センチになった。
  魚沼市穴沢では396センチ・津南町で312センチ・十日町市305センチ。
  豪雪地として知られるふるさと上越市高田でも150センチを超えた。
  週間天気予報によれば大雪も峠を越し2月2日からは雪もやみ気温も7度以上と平年並みに戻るという。
 ・雪害対策本部の設置
  新潟県は、大雪と雪による事故が増えていることを受け、1月27日「新潟県豪雪対策本部」を設置した。
  豪雪対策本部の設置は、2006年1月以来5年ぶり。
  1月28日泉田裕彦新潟県知事は、豪雪の被害状況を把握するため小千谷市を視察した。
・一斉雪下ろし
 ・上越市高田
  1月24日の夜、上越市高田本町で雁木の一部が倒壊した。
  雁木の1部倒壊を受け、上越市高田地区では、2月5・6日の両日町内の一斉雪下ろしを行う。
  同地区での一斉雪下ろしは、昨冬に続く実施となる。
 ・阿賀町
  阿賀町津川の中心部では1月27日、3日間の日程で一斉雪下ろしを実施した。
  同地区での一斉雪下ろしは2006年1月以来5年ぶり。
・雪害と死傷者
 ・死傷者
  新潟県豪雪対策本部のまとめによると1月31日午前10現在の被害状況は、今冬の雪害による死傷者は、死者18人・重傷者89人・軽傷者114人。
 ・雪害
  午前1月31日午前5時すぎから午前7時にかけて大雪の影響で送電設備が雪の重みで破損し、上越糸魚川妙高3市のほぼ全域で一時約18万戸が停電した。
・大雪の思い出
 ・昭和20年の大雪
  高田気象台の記録によれば、上越市高田の昭和20年(1945)2月16日の最深積雪は377センチ(観測史上最高)。
  昭和20年の大雪の時には、屋根から下ろした雪が道路に高く積まれ反対側の家に行くために雪道にトンネルが作られトンネルをくぐって反対側の家と行き来した記憶がある。
 ・昭和2年の大雪
  昭和2年も大雪で、わが家の座敷が雪の重みで倒壊したと父から聞かされた。
  記録に寄らば、高田の昭和2年(1927)2月9日の最深積雪は375センチ(観測史上2位)。
  上越地方を中心に死者82人、民家の全壊250戸に達し、鉄道は1〜2か月間も不通となった。
 ・昭和38年の大雪(38豪雪)
  昭和38年1月豪雪とは、昭和38年(1963)1月から2月にかけて、主に新潟県から京都府北部の日本海側を襲った記録的豪雪で、長岡市では318センチ・高田で143センチを記録した。
  連日の降雪で雪下ろしが日課で道路に雪が高く積まれ電線をまたぎ通勤した記憶がある。
週間天気予報によれば、この寒波もきょう2月1日が峠で、明2日からは最高気温も6度以上と平年並みに戻るという。
「ふるさと自新潟かるた」の読み札“ゆ”は「雪に耐え 希望に燃えて 雪椿」と。
春もうそこまで。

ふるさとからたにも「雪に耐え・・・」と (イラストを模写)