昔を偲ぶ懐かしい写真展や地図展などが人気

kanazu362011-02-27

昔を偲ぶ写真展や地図展などが各地で開催されている。
多くの人が写真や地図から往時の記憶を思い出し昔を懐かしむ。
昔を偲ぶ懐かしい写真展と地図展を見てきた。
・「戦後の古町の変遷をしのぶ懐かしい“新潟むかし”写真展」
 北越銀行古町店と第4銀行古町店で、新潟市東区の写真家桜井進一(75)さんの戦後の古町の移り変わりを写真に収めた「戦後の古町の変遷をしのぶ懐かしい“新潟むかし”写真展」が開催されている。
 ・北越銀行古町店会場
  昭和29年(1954)から昭和44年(1969)までの白黒写真30点。
  ・新潟大火(旧市役所跡・昭和30年10月1日) ・雪の柾谷小路(昭和30年1月17日) 
  ・選挙得票速報版(旧市役所跡・昭和30年2月28日) ・修学旅行に来た子供たち(大和前・昭和30年4月25日) 
  ・大和屋上こどもの日(昭和30年5月5日) ・一番の大雪(昭和36年1月4日) 
  ・大和のクリスマス夜景(昭和37年12月20日)
  などなど。
 ・第4銀行古町店会場
  昭和54年(1979)から平成2年(1990)までのカラー写真25点。
  ・古町十字路(小林と大和・昭和54年10月24日) ・古町十字路(三越と大和・昭和55年12月13日)
  ・住友銀行と越路会館(昭和56年7月31日) ・古町どんどん春まつり(昭和59年4月29日) 
  ・大和のダンシングラビット(平成元年12月23日) ・北光社(平成2年9月30日)  
  などなど。
・昔の暮らしの記憶写真展(三条市:歴史民俗産業資料館・2月11日)
 三条の明治から昭和前半にかけての思い出をたどる「三条の記憶展」が開催されている。
 会場は、「川の記憶」「くらしの記憶」「祭りの記憶」「戦争の記憶」「学校の記憶」「雪の記憶」の六つのコーナに分けられている。
 写真の脇に市民から寄せられた思い出を記入したカードも掲示されている。
・写真集「懐かしのわが街上越」を開く
 写真集は故岡観妙(長遠寺住職・1990年83歳で死去・寺町3)さんが、物資のなかった終戦直後の時代、街並みや人々の暮らしぶりなど多くの写真を撮り続けたものを長男の岡観浄(長遠寺住職・63)さんが出版した。
 写真集を開くと故郷の懐かしい写真が102枚も掲載されている。
 ・いずも屋百貨店前:本町5丁目(昭和20年代) ・紙芝居(昭和20年代)
 ・高田駅前広場(昭和25年5月22日) ・高田の銀座:本町5丁目(昭和26年9月2日)
 ・高田市制40周年山車行列:仲町4丁目(昭和26年9月日)
 ・初売りで賑わういずも屋百貨店前:本町5丁目(昭和27年1月1日)
 ・お花見会場の堀端に立ち並ぶ食堂(昭和28年4月17日)
 ・警察予備隊の高田駐屯(昭和28年3月28日)
 などなど。
・番外:昭和30年代の新潟市白山浦地区の商店街を地図で復元
 新潟市中央区鏡淵小学校の住民有志と同区で郷土史を学ぶ住民でつくる「関屋映像研究会」が、同区白山浦地区の昭和33年頃の商店街を復元する地図を作成した。
 復元地図は新潟市中央区の白新コミュニティで見れると知り、2月22日訪ねた。
 地図復元に協力した深井俊輔(65)さんは、新潟市が保管する「住宅地図編集社刊昭和32年9月調査の新潟版」の住宅地図原本を参考に商店街の地図を復元した。
 住宅地図を見るとほとんどが個人名の記載で商店名の記載は少ない。
 昔の白山浦通りは県道で、県庁前から新潟交通の電車が走り「電車通り」と呼ばれ商店が両側に軒を連ね賑わう街だった。
 電車通りにどんな店があったのか、いま調査しなければと「関屋映像研究会」が住宅地図を元に昨春から、地元の人たちの協力を得て約1キロにわたる当時の白山浦地区の商店名を調べ地図上に復元させた。
 「白山浦通商店街復元図・昭和33年頃」は、A4の4枚綴りで4枚を貼り合わせると電車通りの商店街の地図となる。
 昭和40年新潟市の川岸町に住んでいたので「電車通り」は通勤コースだった。
 地図を見ていると懐かしい往時の商店の名前が次から次へと思い出され、賑やかだった街並みが頭をよぎる。
懐かしい写真や地図を見ると昔の記憶が甦る。

この店は昔のまま (イラストを模写)