とうもろこし人形展と炭のインテリア作品

kanazu362011-03-22

弥彦村のギャラリー余韻(旧鈴木権宮司邸)で高野陽子さんの
「わたしのとうもろこし人形展」が開催されていたので3月19日
観てきた。
・旧鈴木権宮邸が改装ギャラリー「余韻」として開放
 鈴木権宮邸は1802年(享和2)、当時弥彦神社神職を務めた鈴木家の住宅といて建築された。
 1878年に明治天皇が北陸を巡行された際、随行した岩倉具視右大臣が宿泊した。
 鈴木家の子孫が、家を離れた2000年ころから住む人がいないまま放置されていた。
 旧鈴木権宮司邸の価値を掘り起こしたのが、古民家再生で知られるドイツの建築家カール・ベンクスさん。
 カール・ベンクスさんは、古民家再生などの功績で2007年12月安吾賞第2回新潟市特別賞を受賞、著書に「古民家は宝石の原石・よみがえるこ古民家」(新潟日報事業社刊)がある。
 つぶしてしまうという話に、新潟市の元高校教師鍋島紘一さんが買い取り保存管理している。
 鍋島さんは2007年秋にギャラリーの設置を決めた。
 ギャラリー「余韻」の開館は、毎週土・日曜日午前11時半から午後4時まで。
・わたしのとうもろこし人形展
 とうもろこし人形とは、とうもろこしの皮から作る人形。
 会場には高野陽子さんのとうもろこし人形がたくさん展示されている。
 高野さんととうもろこし人形の出合いが紹介されている。
 「雑誌で“とうもろこし人形”に出合い30年。
 皮の素朴さに魅せられ、くる年もくる年もまた作りたい衝動にかられ続けてまいりました。
 オリジナル人形も生まれ、でき上がった人形からは安らかの時間が与えられます。
 とうもろこしの皮の風情ある素朴さが私をひきつけまたメルヘンの世界へ誘います」と。
・炭のインテリア作品
 上越市牧区山口の「炭アリマス」に、黒光りする切り株や野菜・鳥のように見える枝などのインテリア用の炭がずらりと並ぶ。
 本業は土建建設の会社だが、公共事業が減ったため、8年ほど前から不用になった立木を伐採する事業を始めた。
 その際、残った木や枝を再利用する炭に着目し炭作りに挑戦した。
 原料は主にケヤキやスギだが、時にはカボチャやトウモロコシなどの野菜をそのまま炭にすることもある。
 今では、黒光りする切り株や野菜・鳥のように見える枝などのインテリア用の炭が人気だという。
・番外:石を素材に動物の人形作り
 長岡市在住の造形作家佐藤陽一(59)さんは、河原の石を粘土で薄く包み、アクリル絵の具で色付けして動物の人形を作る。
とうもろこし人形に心が和み癒された。
機会があったら石を素材に作る動物の人形や炭のインテリア作品も観てみたい。

とうもろこし人形の素朴さに心が和む (イラストを模写)