トキの放鳥と佐潟の白鳥
昨夜半からの冷え込みで街に雪が降り、今朝(25日)の新潟市
は白銀の世界に。
佐渡市でトキ4次放鳥が行われたのが3月10日。
今回は18羽のトキが佐渡トキ保護センターの順化ケージから
放鳥された。
18羽は順調に飛び立ち、放鳥は4日目の3月13日終了した。
トキの営巣や産卵のニュースが聞かれる今日このごろだ。
・トキ
・トキの放鳥
・第1回放鳥:2008年9月25日より、10羽(雄5・雌5)を試験放鳥
・第2回放鳥:2009年9月29日より、20羽(雄8・雌12)を放鳥、直後に1羽を捕獲し 19羽
・第3回放鳥:2010年11月1日より、13羽(雄8・雌5)を放鳥
・第4回放鳥:2011年3月10日より、18羽(雄10・雌8)を放鳥
環境省は、2015年までに野生のトキ60羽を佐渡に定着させることを目標にしている。
・トキの営巣と産卵
連日放鳥されたトキが、佐渡で営巣している様子が新聞に。
・2月23日:1次放鳥の4歳雄と5歳雌(1組目)
・3月13日:1次放鳥の5歳雄と1次放鳥の3歳雌(2組目)
・3月15日:2次放鳥の3歳雄と3次放鳥の4歳雌(3組目)
・3月13日:佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの繁殖ケージで飼育しているトキが今季初めて産卵したが、卵は巣の外へ落下し割れた(産卵したのは6歳雄と7歳雌のペア)
・分散飼育のトキが産卵
・いしかわ動物園
3月16日石川県は、佐渡トキ保護センターから移送され、いしかわ動物園(石川県能美市)で分散飼育中のトキのペアが産卵したと発表した。
ペアは7歳雄と4歳雌で16日朝に卵1個を産んだ。
有精卵であれば4月中旬から下旬にふ化する見込み。
・出雲市トキ分散飼育センター
3月22日出雲市は、佐渡トキ保護センターから1月に移送され、出雲市のトキ分散飼育センターで分散飼育中のトキ1羽が初めて産卵したと発表した。
・仁箇堤に戻ってきたトキ
新潟市西蒲区の仁箇堤にいたトキが2月20日県北の関川村で確認と報じられていたが2月末にまた仁箇堤に戻ってきた。
3月19日仁箇堤へトキを見に出かけた。
多くのカメラマンガトキを見ようと集まっていた。
残念ながら朝午前5時半に近くの田んぼに飛びたった後で姿を見ることができなかった。
・佐潟の白鳥飛来調査
佐潟では昨年10月22日の白鳥飛来初認以来毎週金曜日に飛来数を調査し発表してきた。
・10月29日:1243羽 ・11月26日:5275羽 ・12月31日:4762羽
・1月28日:7737羽 ・2月4日:10199羽 ・2月11日:2233羽
・2月18日:495羽 ・2月25日:25羽 ・3月4日:0羽
今年初めて2月4日に1万羽を超え過去最高の1万199羽になった。
白鳥が北に帰り佐潟に静寂が戻った。
放鳥トキが佐渡の大空を舞う。
今年こそ自然界で放鳥トキのひなが誕生するだろうか。
ひな誕生の吉報が待ちどうしい。
トキが戻ってきたよ (イラストを模写)