スイカの接ぎ木苗とトウモロコシの苗植え
東日本大震災による福島第1原発事故の影響を受け、農産物
から放射線物質が検出されたことを受け政府は3月23日、
福島・茨城・栃木・群馬の各県のホウレンソウやカキナなど
葉物野菜の出荷停止に続き、ブッコリーやパセリなどの摂取制限
を指示した。
春一番が吹いた3月19日、スイカの産地で有名な新潟市西蒲区松野尾の新潟育苗センターを訪ね、ユウガオに接ぎ木し大きく生育したたスイカの苗木を見学した。
・スイカの接ぎ木苗作り(新潟市西蒲区松野尾:新潟育苗センター・3月19日)
松野尾の農事組合法人新潟育苗センターでは、ユウガオの台木にスイカの苗を差し込みスイカの接ぎ木苗を作る。
スイカの接ぎ木方法を教えてもらった。
台木となるユウガオと接ぎ木するスイカの苗を準備する。
・種をまいて2週間くらいのユウガオの台木の新芽(双葉苗)を切り取りその後を竹べらで突き刺し穴を開ける
・穴の部分に長さ約2センチくらいのスイカの苗(双葉苗)を差し込む
・接ぎ木したスイカの苗はハウスで1カ月ほど育てる
・ハウスで育てた苗を畑に植える
新潟育苗センターのハウス内には大玉スイカの苗が大きく育っていた。
近郷の農家では、新潟育苗センターの苗木を買う人と自宅で苗木を作る人と様々。
畑に植え替えるのは4月に入ってからだという。
・トウモロコシの苗植え(新潟市西区赤塚・3月19日)
3月の中旬を過ぎ、赤塚の砂丘地帯では耕運機が動き出した。
耕した畑には、スイカやメロンやトウモロコシを植えるという。
一軒の農家がハウスで育てたトウモロコシの苗を植えていた。
雪解けとともに雪国越後の里にも耕運機のエンジンの音が響く。
これがスイカの接ぎ木苗 (イラストを模写)