越後の特産品あれこれ
地方紙新潟日報に「特産特食」が紹介される。
5月15日は、モモのような味と香りが特色のいちご
「ピーチベリー」が紹介されていた。
越後の話題の特産品などを新聞から拾った。
・種苗店が特産品を栽培
・ピーチベリー
新潟市西蒲区高畑のテラサワで果肉がピンク色のピーチベリーを栽培していると知り会社を訪ねた。
ピーチベリーを栽培するハウスは、同区の鷲ノ木にあった。
社長の寺沢功次(58)さんは、「イチゴといえば色鮮やかな赤が定番。ここのイチゴは桃色です。今10種類ほどのイチゴの苗を栽培し販売しています。ピーチベリーも越後姫のようなブランド品になれば」と。
ハウスの中はピーチベリーがたわわに実り収穫の最盛期を迎え従業員が一粒一粒丁寧に箱に詰めていた。
・パワーリーフ
パワーリーフとは、南米原産のツルムラサキ科の植物。
多年草でカルシュウム、亜鉛などが豊富に含まれ大正時代に漢方薬として渡来した。
パワーリーフを生み出したのは、江戸時代創業の老舗、種権種苗店(新発田市)で新種改良し「パワーリーフ」と命名し2009年4月から発売している。
・源泉で作る「越乃塩」
旧与板町馬越地区にある与板塩乃湯温泉。
源泉はナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉。
町おこし団体や馬越の住民らでつくる「越乃会」の人たちが、源泉を利用し特産の塩を作ろうと考えた。
塩炊き小屋を建て源泉を引き入れ製塩をはじめた。
できた塩は、特産食塩「越乃塩」という商品名で販売している。
計画では、年間生産目標は1トンで販売価額は100グラム500円。
・雪椿オイルで作る石けん「雪の華」
雪椿は新潟県の木で阿賀町の花でもある。
阿賀町の「NPOにいがた奥阿賀ネットワーク」と新潟大学工学部が協力して阿賀町産100%の雪椿オイルをつかったご当地石けん「雪の華」を開発した。
石けんは近く、町の温泉や観光施設や同大学の生協で販売するという。
・イネを原料として作ったグリーンガソリン
JA全農新潟石油基地(新潟市:バイオエタノール混合ガソリン製造)では、新潟のイネを原料にしてグリーンガソリンを製造している。
グリーンガソリンとは、新潟県産の飼料米「北陸193号」から製造したバイオエタノールを3%混合したガソリン。
グリーンガソリンの給油が、2009年7月17日から新潟市や長岡市や上越市などのJA直営ガソリンスタンド19箇所で始まった。
新潟市西区では、国道116号線田島交差点のネクサスにいがたSSとJA越後中央黒埼SSの2箇所で販売され、スタンドに立てられた“新潟の稲から作ったグリーンガソリン”ののぼり旗が風になびく。
・酒で作る化粧水
清酒王国新潟で日本酒成分を利用し化粧品の開発が進んでいる。
・玉川酒造では雪国生まれの天然化粧酒として「ゆきぐに美白水」。
・白龍酒造では米発酵液を生かした基礎化粧品「上善如水スキンケア」。
・宝山酒造では飲んでおいしいといわれる「純米酒たからやま」
などなど。
宝山酒造は酒蔵を自由に見学できる。
酒蔵の女将渡辺由紀子さんは「”純米酒たからやま”は、化粧水に使ってもいいし飲んでもいいですよ」と。
・廃食用油で作るバイオディーゼル燃料(BDF)
阿賀野市大室の「愛和産業」では、廃食用油を原料としてバイオディーゼル燃料(BDF)を製造している。
製造されたバイオディーゼル燃料を阿賀野市今板のガソリンスランド「石栗石油」が、近々販売する。
発売に備え同スタンドには「天ぷら油の廃油から生まれた“BDF”阿賀野市バイオマス研究会」ののぼり旗が準備されている。
越後の国から新聞を賑わす話題の特産品などが次から次へと誕生する。
これが話題の「ピーチベリー」 (イラストを模写)