花の芸術展「お花炭」「レカンフラワー」「押し花」
山も里もそして野も草花が芽吹き美しい季節になった。
花の芸術展「お花炭」「レカンフラワー」「押し花」が
開催されていると知り、5月20日花の芸術展めぐりに出かけた。
・お花炭展
長岡市のカーネーションプラザで旧栃尾市上樫出の木工作家佐々木昭二(75)さんの草花を炭にして飾る「お花炭展」が開催されている。
会場には、草花を炭にした珍しい作品約40点が飾られている。
会場を訪れた人たちに佐々木は作品を一つ一つ紹介する。
花の形を保ったままで焼き上げる「お花炭」は、佐々木さんによると約500年前に貴族や武将が茶室に飾るなどした「由緒ある芸術」だと。
炭にした草花は、切り株や額縁などに入れられて飾られている。
・ほうずき ・竹根 ・木の実 ・うどの花 ・ネコヤナギ クリのイガ ・桐
・ハス ・レンコン ・瓢箪 ・カボチャ
などなど。
炭絵手紙も飾られ、脇には「世界・日本初?」の説明書が添えられている。
お花炭は「低温で短時間で焼くのがコツ。触れればすぐ崩れる。そのはかなさが味わい深い」と。
・レカンフラワー押し花展
燕市内の茶房若狭やで佐藤政子(57)さんのレカンフラワー展が開催されている。
会場には、押し花で絵を描く「押し花額」と乾燥させた花を箱などに詰めた「レカンフラワー」の作品約30点が飾られている。
レカンとはフランス語で「宝石箱」の意でレカンフラワーとは、自然に咲いた花や葉を特殊な技術で乾燥させ立体的にBOX密封しデザインしたもの。
・一輪のバラ ・小春日和 貴女に愛を ・優美 ・まどろみ ・舞踏会
などなど。
佐藤さんは4年前、新潟市の展覧会でレカンフラワーに出会い、花そのもの魅力を生かした美しさに魅せられインストラクターの資格を取得、現在は燕市内の公民館で指導者として活動している。
・押し花展
新潟市姥ケ山のホームセンタームサシのアークギャラリーでさとう敏子さんの押し花展が開催されている。
入口に飾られたポスターには「押し花をはじめて20年を機に個展を開催しました」と書かれている。
会場には、押し花で絵を描いた作品約30点が飾られている。
押し花絵は、乾燥させた花や花びらや葉やつるなどの材料をピンセットで一つ一つつまみ用紙に貼り付けて完成させる。
・カーシャチューダーさんのお庭 ・風のガーデン ・幻影の花園 ・花萌え
・タータン麦でつくる美しい丘 ・お花色々 ・秋の小径 ・雪景色
などなど。
花に魅せられ花の芸術展「お花炭」「レカンフラワー」「押し花」めぐりで、素晴らしい作品に心が癒された。
はじめて見る「お花炭」 (イラストを模写)