古時計に魅せられて古時計めぐり

kanazu362011-06-09

明6月10日は「時の記念日」。
NHKの「みんなのうた」で「大きな古時計」が歌われたのが
1962年。
時の記念日」を記念し新潟市内で「新潟古時計物語展」が
開催されていたので6月7日古時計めぐりに出かけた。
時の記念日の由来
 時の記念日は、1920年(大正9)に制定された。
 今から1300年前に天智天皇のが漏刻(水時計)を用いて時を知らせた故事に由来する。
 日本書紀に記されている641年4月25日は、現代の太陽暦でみると6月10日になる。
 文明開化の頃、明治6年には改暦が行われ、日本も西洋と同じ定時法(太陽暦)を採用した。
新潟県議会旧議事堂の大時計(パンフレットから抜粋)
 パンフレットには、議場にある大時計は、県会草創期(明治12から14年)に県会書記を 勤めた尾崎行雄によってロンドンから取り寄せられ、明治16から昭和7年まで県議会の運用に用いられた。
 現在の大時計は平成元年2月に長岡市の角屋祥次さんが修復復元した。
 大時計の脇に今回特別に「西洋タイプ」と「和式タイプ」の大時計も展示されている。
・江戸時代のからくり時計を復刻した男(長岡市江陽・2010年6月25日)
 江戸時代に作られたからくり時計を復刻した男が長岡市江陽にいる。
 男の名は時計職人角屋祥次(60)さん。
 実物は、東芝の創業者で発明家の田中久重が江戸末期に作ったもの。
 東芝科学館(川崎市)に複製があるが内部の駆動部分は存在しないため動かない。
 角谷さんは、東芝から依頼を受け失われた内部の駆動部分を写真から構造を推測し図面を引き、部品の多くを手作りで4カ月かけて150年前の「太鼓時計」復刻させた。
 運が良かった。
 正午を知らせる太鼓の音を聞くことができた。
 写真と図面を見せながら新潟県政記念館(新潟市中央区)の大時計(高さ2.32m)も私が8カ月かけて復元しました。
 大時計に魅せられ1.5倍の大時計(高さ3.25m)を完成させ自宅に掲げている。
・ギャラリー蔵織(新潟市中央区・6月7日)
 会場には「地球儀時計」「歩度計(里数計):今の万歩計」「尺時計」「香時計」「郵便局の八角時計」「越後の七不思議とボンボン時計」「新潟時計」「和時計」「扇面型掛時計」
 などの昔懐かしい時計が展示されている。
・燕喜館(新潟市中央区・6月7日) 
 江戸時代の不定時法(旧暦)の制度のもとで使われた日本独特の和時計が展示されている。
・上古町の街に生きる古時計(新潟市中央区:上古町・6月7日)
 ・ハタノ時計店
  白山小学校で使われていた大時計(昭和初期)。
  使われなくなりハタノ時計店が修理し店舗内に飾っており今も時を刻んでいる。
  店主は「この時計は、阿部式電気親時計で大正8年11月26日に特許をとった時計です」と特許証を見せてくれた。
 ・横山古美術店
  店舗ウインドに代々伝わる和時計(昭和初期)が飾られている。
 ・百貨さかい 
  店内にユンハンス社(ドイツ製)の置時計(大正)が飾られている。 
電波時計が主流の昨今、時の記念日を前に昔懐かしい古時計めぐりを楽しんだ。

今も時を刻む明治の大時計 (イラストを模写)