電力の需給状況と各自治体の節電の  取り組み

kanazu362011-06-11

暦の上では今日6月11日は「入梅」。
いよいよ暑い夏が到来する。
東北大震災の影響で原発事故が発生し、今年の夏は電力の
需給バランスが崩れ電力不足が叫ばれている。
東北電力では6月8日より、当社管内における電力の需給状況に関するデータをホームページに掲載し発表している。
新聞から節電に取り組む各自治体の話題などを拾った。
東北電力の「でんき情報」
 東北電力では6月8日より、当社管内における電力の需給状況に関するデータをホームページに掲載し発表している。
 NHK新潟放送局も朝7時前のニュースで東北電力の「でんき情報」を流す。
 具体的には、当社管内全体における当日24時間の電気の使用実績を30分間隔でグラフで表示するほか、当日の予想最大電力および当日のピーク時供給力、前日の1時間ごとの電力使用実績等を表示。
また、翌日の予想最大電力およびピーク時供給力についても、前日の午後6時に東北電力の「でんき情報」としてホームページで発表する。
 ちなみに、今日6月11日の「でんき情報」は、
  ・ピーク時の供給力:1051万キロワット
  ・本日の予想最大電力:900万キロワット
 で85.63%。
・各自治体の節電取り組み
 ・十日町市の節電でエコポイント
  十日町市は6月6日、市民に夏の節電を促すため、電気使用量を1カ月15%削減した家庭に千円相当の市独自エコポイントを給付すると発表した。
  エコポイントは、トイレットペーパーやペレット燃料などに交換できる他、市内温泉施設でも使用できる。
  今回のエコポイント事業は、7月から9月の期間で昨年比15%の電力削減を達成した家庭に「1000円分の節電エコポイント」寄与するもので、東北電力が毎月発行する「電気料金ご使用のお知らせ」に当月の使用量と昨年同月の使用量も記載されており、節電の実績は翌月にすぐに確認することができることから、大勢の市民に参加を呼びかけている。
  市では、400万円の補正予算で4千枚分の節電ポイントカードを用意。
  今回4千枚分の取組みがされると、約21万2千キロワットアワーの節電が図られることになり、これをCO2に換算すると80トンの削減が図られることになるため、地球温暖化対策にも大きく貢献できるという。
 ・新潟市が優れた節電取り組みアイディアや節電家庭に抽選で商品をプレゼント
  新潟市は、東日本大震災による電力不足対策として7・8月の2か月、節電に取り組んだ世帯の中から抽選で商品が当たる企画を実施する。
  併せて各取り組みの中から、優れた節電アイディアをホームページで公表する。
  7・8月に節電のため工夫を実施した世帯が対象。
  実際に節電に結びついたかどうかは関係なく、抽選で数十人に節電関連グッズが当たる。
  また、2か月平均の電気使用料を前年同期比15%以上減らした世帯の中から10人程度に手回しで充電するラジオ付きライトなどをプレゼントする。
 ・村上市役所のピーク時のパソコン使用禁止
  村上市役所は、電気消費量のピーク時に当たる午後2時から3時は、窓口などの業務以外はパソコンの使用を禁止する。
  この時間帯は書類の整理や打ち合わせを行う時間とし、パソコンを使う部署でもモニターの明るさを落すといった措置を取る。
 ・ノー残業デーの設定
  新発田市村上市粟島浦村は、毎週水曜日を「ノー残業デー」に設定、夜間の照明や空調の使用を控える。
  村上市は、時間外に勤務する際は午前7時から午前8時半の早朝の時間帯を活用するよう通知した。
 ・NPOエコネットにいがたと新潟市がゴーヤー苗をプレゼント
  「楽しんで節電」を合い言葉に、NPOエコネットにいがたと新潟市が「緑の力」で節電をと公共施設や一般市民にゴーヤーの苗800本を提供した。
 などなど。
電力不足が叫ばれる今年の夏。
みんなで協力、節電や節電アイディアで今年の夏を乗り切ろう。

夫婦で節電の知恵を・・・ (イラストを模写)