梅雨空に映えるあやめと月見草とミズ  アオイ

kanazu362011-06-24

東北地方も6月21日梅雨入りした。
日本列島もこれで雨の季節を迎えた。
あやめと月見草とミズアオイの話題が新聞に出ており、6月22日
見てきた。
・旧白根市根岸地区あやめ園のあやめまつり
 6月19日「第10回根岸地区あやめまつり」が開催された。
 あやめまつりの終った6月22日岸地区あやめ園を訪れた。
 紫や白などのあやめの花が田園風景に彩を添える。
 旧白根市根岸地区の農業振興と地区活性化のため地区住民参加による根岸フルーツフラワーの里づくりの推進を目的として「根岸フルーツフラワーの里推進協議会」が平成11年7月に設立された。
 同協議会が掲げた構想「根岸フルーツフラワーの里構想」にあやめ園づくりが盛り込まれ水田をあやめ園に作り変える取組が始まった。
 根岸地区生活センター脇にあるあやめ園は1998年、新発田市五十公野公園のあやめ園から株分けをしてもらい、地元住民が育成を始め現在は8000株ほどにまで増えた。
 あやめ園の近くに「根岸小学校のわんぱく田」と「うるめ遊園」がある。
 水田に作られた小さな池には睡蓮の花が咲きメダカが泳ぐ。
 うるめとは新潟県の西蒲原地方の方言で「めだか」のこと。
 ネットの張られた水田でカモが飼育されている。
 のどかな田園風景の中にあやめ園が・・・。
・新潟浦山公園の月見草(オオマツヨイグサ
 オオマツヨイグサ:北米原産の帰化植物。花は夕方咲き始め朝にはしぼむ。
 和名は「大待宵草」。
 よくこの花をツキミソウとよぶが、ツキミソウは白い花をつける。
 月見草:メキシコ原産で江戸時代に鑑賞用として渡来した。
 花期は6〜9月頃で、花は夕方の咲き始めは白色であるが、翌朝のしぼむ頃には薄いピンク色となる。
 新潟市内の海岸で唯一残された月見草(オオマツヨイグサ)の群生地だったも内野浜の砂丘地も国道402号線バイパス工事で姿を消した。
 かつて新潟市の西海岸沿いは月見草が群生していたが、今ではほとんど見ることができなくなった
 新潟市西区信濃川関屋分水路左岸の浦山公園に、会津八一の
 「あめはれし きりのしたばに・・・朝の門の月見草かな」
と詠まれた“月見草の歌碑”を囲むように約40本の月見草の黄色い花が風に揺れ公園に彩を添える。
 公園で月見草を育てているのは「月見草を育てる会」人たち。
 公園内の花の根元には「オオマツヨイグサ」と「月見草」の両方の名札が付けられている。
・新潟海老ケ瀬地区のミズアオイ
 新潟県内のミズアオイの自生地は福島潟(新潟市北区)や佐潟(同市西区)など6カ所が知られる。
 新潟市東区の市立中野山小学校で15日、区内で平成16年に発見された絶滅の恐れがある水生植物ミズアオイの種から育てた苗を5年生約40人が植栽した。
 児童たちが育てたミズアオイは、開花時期の8月上旬ごろから新潟空港や東区役所、JR東新潟駅などに展示される。
 新潟市東区国道7号新潟バイパス海老ヶ瀬ICにほど近い海老ヶ瀬地区内にある排水路で、平成16年にミズアオイ自生が確認され、「ミズアオイ」を地域の宝物として後世に引き継いでいこうと農家の人が中心となり保全活動を続けている。
 現地の看板に
 「ミズアオイとは:ミズアオイ科の1年草。水辺に生え、葉の形はアオイ(徳川家の家紋として使われているカンアオイの仲間)に似ているためこの名が付けられた。
 1995年の新潟県内の報告では、福島潟や瓢湖など5カ所でしか確認されませんでしたが、2004年に新潟市東区海老ケ瀬地区の水田用排水路で発見され保全活動が進めれてています」と書かれている。
 花の咲くのはもう少し先。
梅雨晴れの一日、あやめと月見草とミズアオイを見てきた。
公園に月見草の花が咲く (イラストを模写)