節電の夏涼を求めて
小暑も過ぎ日本列島の四国・中国・近畿・東海地方が梅雨明け
した。
夏本番昨8日の新潟県内は、上越市高田で34.8度・新潟市で
33.2度と今年最高に。
子どもたちの楽しい夏休みが近づいている。
今年の夏は15%の節電が叫ばれ節電が話題の夏とはる。
政府は7月1日から東京電力と東北電力管内に電気事業法27条に基づく電力使用制限令を発動した。
巷からは夏の涼の話題が届く。
7月8日金魚養魚場と黄色いスイカを見てきた。
・金魚の養魚場(新潟市江南区:伏見養魚場・7月8日)
夏祭りに欠かさない金魚。
金魚売りは夏の季語でもある。
新潟市江南区袋津にはかって金魚屋さんがたくさんあり、昭和40年代には15・6軒もあったが今ではわずか4軒だけ。
創業約100年の伏見養魚場(3代目伏見萬也:74)では、今も金魚やヒブナを育てている。
水槽で泳ぐ金魚は真夏に涼を感じさせ人々を癒す。
・黄色い黄福(こうふく)スイカ(新潟市西蒲区松尾野・7月8日)
新潟市西蒲区松尾野のスイカ畑で表面の皮が黄色いスイカが栽培されていると知り、スイカ畑を見てきた。
黄色いスイカを栽培しているのは同所の「あおい生産組合」。
25アールの畑の中から黄色いスイカがいくつも顔を出している。
新潟市西蒲区のイメージカラー「ハーベストイエロー」にちなみ数年前から収穫体験用に栽培しているもので一般販売はしていない。
スイカは表面の皮は黄色だが中身は赤だという。
黄色いスイカは、幸せを招くようにと「黄福スイカ」と呼ばれている。
・清涼感を感じさせる斑入りの葉
長岡市の盆栽愛好家が植物の「斑(ふ)」で涼を感じてほしいと、斑入り植物の植栽を呼びかけている。
斑入り植物を育てている福原巳代冶(82)さんは、杉は「白杉」・桑は「残雪桑(そう)」・ノブドウは「白馬ノブドウ」・コマユミは「白雪こまゆみ」などと涼しげな名を付けている。
わが家の庭の斑入りアオキや五色どくだみも涼を呼ぶ。
・庭の緑のカーテン
節電対策にと庭のプランターでゴーヤーの苗を2本を育てている。
つるはネットをはい、屋根に向かって伸びついに屋根に届いた。
よく見るともう20センチくらいの実が3・4個をついている。
毎朝障子戸を開けながら実の大きくなるのをながめ楽しむ。
・うちわの注文が殺到
扇風機やクーラーのなかった時代、夏といえばうちわが涼の道具の定番だった。
節電の今年、涼むための道具として「うちわ」が大人気とか。
うちわ製造の国内シェア9割を占める香川県丸亀市。
福島第一原発事故による全国的な節電志向でうちわの注文が殺到、プラスチック製の「骨」の生産が追いつかず、新規受注に対応できないとか。
・節電狙いで夏休み平日は施設を無料開放
長岡市では夏の節電対策として、子どもたちが夏休みに入る7月25日から8月26日までの平日に長岡市立施設29カ所を無料開放する。
家族連れが外出し施設を訪れることで、一般家庭向けの電力のピークをカットするのが狙い。
無料開放施設には子どもたちに人気の「寺泊水族博物館」も含まれている。
・番外:わが家のアイドル昼寝する金魚
水槽の中で腹を上にして浮いている金魚を見つけたのが4月29日。
死んだのではとあわてて手に取った。
えらが動きまだまだ生きている。
急いで金魚の身体に塩を塗り水槽に戻した。
塩の刺激に驚いたのか元気に泳ぎだした。
明日までの命だろうとあきらめていた。
翌朝見ると元気に泳いでいるが昼過ぎになるとまた腹を上にして浮いる。
指でそっと腹に触れるとまた泳ぎだす。
こんな光景が2カ月以上も続く。
今では驚くこともなく「金魚がまた昼寝しているよ」と。
わが家のアイドル昼寝する金魚は今日も元気だ。
節電で暑い夏が続く今年の夏。
どんな対策で暑い夏を乗り切るか・・・。
話題の黄色いスイカ (イラストを模写)