菜の花栽培と菜種油しぼり体験と搾油 施設
「火に油を注ぐ」ということわざがある。
昨18日の日本列島は7月20日の「土用の入り」前に、
なでしこジャパンのサッカー女子W杯優勝という熱風が吹き
日本中が燃えに燃えた。
新潟市の最高気温が34.1度と真夏日となった7月17日、福島潟の潟来亭で行われた菜種油しぼり体験に参加した。
長岡市寺泊に菜種搾油施設が完成したと新聞に出ていたので7月15日見てきた。
・菜の花栽培と菜種油しぼり体験
・赤塚小学校が佐潟で菜の花栽培
佐潟公園の一画に赤塚小学校の菜の花畑がある。
畑の脇には「菜の花学校実施中」の看板が立つ。
看板には、
・菜の花で地域を美しく彩ります
・菜の花栽培を通じて、環境学習に取り組みます
この菜の花は、赤塚小学校の児童が菜の花学校の一環として栽培しているものです。
きれいな花を楽しんだ後は、菜種を収穫して油絞り体験を行います。
と書かれている。
種まきは昨年10月に行われ、7月2日に業者が刈り取った。
後日児童が菜種油しぼり体験を行う。
・福島潟で菜の花栽培と菜種油しぼり体験(新潟市北区:潟来亭・7月17日)
主催した水の駅「ビュー福島潟」レンジャーの人が、福島潟の「菜の花栽培について」1年間の作業経過を報告後、菜種油しぼり体験が行われた。
・昨年10月1日(土)種まき
・4月2日(土)菜の花迷路づくり
・6月11日(土)菜種の刈り取り
・7月17日(日)菜種油しぼり
菜種油しぼりは、今年収穫した菜種で行われた。
菜種1粒に4〜5%の油が含まれている。
手動式と電動式の搾油機(しぼり機)が準備された。
手順は、菜たねの焙煎−搾り−ろ過−完成
種の焙煎:菜たねを搾油機にかける前に、フライパンで軽く炒る
搾り:菜たねを搾油機に入れる
採油:菜たね油がにじみ出てくる
時間の関係でろ過せずにカップに採油した。
搾油機を使い菜種油しぼりを体験した。
手動式と電動式とでは、できた油と油粕に違いがあるのに驚いた。
手動式で製油した油の色は、黄色で透きとおってきれいだが、電動式で製油した油は薄黒く濁っている。
作業は約1時間半で終わった。
希望者に手動式と電動式で採油した菜たね油が配られた。
油は小さな容器に入れられている。
「電動式で採油した菜たね油は、濁っているのでコーヒーフィルターなどを使ったろ過してください」と。
・菜種搾油施設(長岡市寺泊地区竹森:菜の花工房ながおか・7月15日)
6月16日、長岡市で生産された菜種から油を取る搾油施設「菜の花工房ながおか」がJA越後さんとう寺泊支店近くの長岡市寺泊地区竹森に完成した。
新潟県の震災復興基金の助成を受け総工費は約3000万円で完成させた。
同施設は床面積約550平方メートで、菜種の焙煎から油の瓶詰めまででき1日500キロの菜種を搾油できる。
菜種は現在寺泊地域や和島地域など市内計約21ヘクタールで作付けされている。
菜種の収穫は6月末から始まり7月末まで続く。
収穫した菜種を使って本格的に搾油施設を稼動させ菜種油を搾るのは10月から。
訪れた15日は、搾油施設の稼動前で施設を見学することができなかった。
食料自給率の向上と地産地費が叫ばれる現在、農薬を使わずに育てた菜種から搾った菜種油が消費者の心をつかみ特産品になることを期待する。
菜種油しぼり体験で汗を流す (イラストを模写)