土用の丑の日うなぎとドジョウ

kanazu362011-07-21

土用入りした昨7月20日の新潟県内は、台風6号の接近による
フェーン現象で太平洋から暖かい風が吹き込み三条市では
全国最高の38.4度を記録した。
長岡市では37.9・上越市高田で37.4度・新潟市で37.3。
今日7月21日は「土用の丑の日」。
土用の丑の日といえば、昔から夏ばて防止にウナギを食べる習慣がある。
うなぎとドジョウの話題を新聞などから拾った。
土用の丑の日とうなぎ
 今年の土用の丑の日は7月21日。
 夏土用の期間は夏バテをしやしぃ時期でということで、昔から精の付くものを食べる習慣があった。
 土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が定着したのは江戸時代。
 平賀源内がうなぎ屋に相談され「本日、土用丑の日」と書いた紙を貼ったところ大盛況だったということがきっかけだといわれている。
・うなぎ
 ・天然ウナギの卵を大量採取
  東京大学九州大学、オランダ・ライデン大学などの国際研究チームは7月10日、天然ウナギの卵を大量採取することに世界で初めて成功したと発表した。
  太平洋のグアムから西に200キロメートル以上離れたマリアナ諸島付近で約100個を超える卵が見つかり、一部を持ち帰った。
  世界のだれもが陸揚げできなかった実物を都内に帰港した調査船上で公開した。
  ウナギの産卵場所は謎だったが、産卵直後の卵がマリアナ諸島近くに多数あり、長年の議論に終止符を打つ貴重な発見となった。
 ・水力発電所の温排水を利用しウナギを陸で養殖
  昔から糸魚川市青海町電気化学工業(通称デンカ)の企業城下町といわれた。
  地元の人たちは親しみを込め「青海(おうみ)デンカ」と呼ぶ。
  デンカは、姫川を利用した自家水力発電所を持ち合成ゴムやセメントや化学薬品等を製造する。
  昭和48年から姫川の水を引き入れ、自家水力発電所から出る豊富な温排水を利用し養殖池に常に流れ込む「流水式」を採用して「養殖うなぎ事業」を行っている。
  養殖したデンカのうなぎの商品名は「ヒスイうなぎ」。
・ドジョウ
 ドジョウは日本全国の平野部の水田や湿地などに生息する。
 ドジョウは古くから食用に用いられており「ドジョウの蒲焼き」「柳川鍋」「どじょう鍋」「地獄鍋」などが有名。
 最近では食用魚として養殖も盛んに行われている。
・どじょう筒(ドジョウ捕獲器)
 どじょう筒といえば竹で編んだ筒を思い出す。
 形は、一升瓶に似た形の竹製のドウと呼ばれる筒だった。
 今は亜鉛メッキ製の金網で作った楕円形の筒だという。
 新聞に水原町中央町の「新田荒物店」で金網で作ったどじょう筒が販売されていると知り7月17日店を訪れ現物を見てきた。
 店の前に3代目店主新田強(53)さんが作った金網の楕円形のどじょう筒いくつも並べられ1個650円で売られている。
・亀田どじょう列車
 亀田郷一帯を人々は「芦沼(あしぬま)」とよび、「地図にない湖」ともいわれた。
 新潟市江南区亀田(旧亀田町)は、大正期から昭和初期にかけてどじょうの産地だった。
 亀田郷のどじょうは名産といわれ、関東方面に向けどじょう列車まで運行されていた。
 「亀田今昔パネル展」で懐かしい亀田どじょう列車の写真が展示されていた。
小学校時代、通学路の途中に「どぜうや」と書かれた看板の店があった。
大きなまな板の上でどょうをさばき、炭火でどじょうを焼く光景を毎日のように見た。
時代の移り変わりで店はもうない。
土用の丑の日、スーパーのチラシには“うなぎ“特集と書かれている。
その中に新潟県青海産の「青海のうなぎ」もでていた。
土用入りし「署中お見舞い申し上げます」の広告が新聞に掲載される季節になった。
巷では、節電でクーラーの設定温度を28度にとの呼びかけが。
土用の丑の日、うなぎの蒲焼でも食べ暑い夏を乗り切るか・・・。

これが金網で作ったどじょう筒 (イラストを模写)