寺泊丸ポスト街道を歩き丸型ポストを 見る
久しぶりに朝から雨音が響き雨音が涼しさを呼ぶ。
かって北国街道と呼ばれた寺泊のあかね通り商店街、南北
約3.5キロの通りに昔懐かしい丸型の赤いポストが10本も
残る。
ポストは今も現役で活躍していると新聞に出ており7月26日寺泊丸ポスト街道を歩き見てきた。
・丸型ポスト(丸ポスト)
丸型ポストは郵便物を受け付けるため、道路、店舗などに設置される郵便ポストの一種。
円筒状の形態をしているところから、丸型ポストまたは丸ポストと呼ばれる。
丸型ポストの歴史は、
・1901年に登場し試験的に設置された「俵谷式ポスト」「中村式ポスト」が最初の丸型ポストで、材質は鋳鉄。
・1908年10月、雨よけのために差出口に回転板を取り付けた「回転式ポスト」として制式化された。
・1912年には、可動部分の故障が多いなどの理由から、回転板を廃し雨よけの庇をつけた「丸型庇付ポスト」が登場し、丸型ポストとしての完成形がほぼ成立した。
・1929年には、やや細身の航空郵便専用ポストが登場。
また、第二次世界大戦中の一時期、物資節約のために鋳鉄からコンクリートに切り替えたものも登場した。
・敗戦後の1948年、「郵便差出箱1号(丸型)」が登場し、これが丸型ポストとしての最終型となった。
・1970年に後継の「郵便差出箱1号(角型)」が登場し、丸型の生産・設置は終了した。
郵便局(株)信越支社によると、新潟県内にある5000本のポストのうち、丸型の現役は138本だけ。
・寺泊丸ポスト街道(長岡市寺泊地区・7月26日)
寺泊郵便局を訪ね、丸ポスト10本の設置場所を尋ねた。
親切に「寺泊主要幹線道路図」に丸印を付けてくれた。
丸ポストは、あかね通り商店街の酒屋の店先・衣料品店の前・史跡の隣りなどにあった。
・旧寺泊役場前(上田町) ・日蓮上人硯水の霊井前(大町) ・広田宅前(上荒町)
・分水ドライ前(松沢町) ・金八の前(松沢町) ・石崎商店前(坂井町)
・岡田商店前(磯町) ・後藤酒店前(白岩) ・石田屋酒店前(白岩)
・寺泊民俗資料館前(二ノ関)
・焦げ茶色の丸型ポスト
弥彦村役場入り口左側にある丸型のポストは、赤から焦げ茶色に塗り替えられている。
所どころペンキがはげ落ち下地の赤色が見える。
ポストは、今も現役である。
脇には、取集時刻「平日15時00分ころ・土曜日15時00分ころ・
休祝日15時00分ころ・越後吉田配達センター」と書かれている。
・番外:郵便ポストの道路占有料
道路に設置されているポストが、道路占用料を徴収されているのを初めて知った。
国土交通省によると、道路管理者はポスト1基につき年間450円から1300円の
道路占用料を徴収できる。
同省は郵政公社を国の機関と同等とみなし免除してきたが、民営化したことで2007年10月分から徴収を決めた。
共同通信社の調査では、
徴収状況は、神奈川県が、2003年4月1日からから徴収。
都道府県のほとんどが、2007年10月1日からか徴収。
2008年4月1日から滋賀県と沖縄県が徴収予定。
免除を継続し徴収をしない県は、新潟県だけ。
夏の暑い1日、昔懐かしい寺泊丸ポスト街道を歩きレトロな丸ポストを見てきた。
寺泊丸ポスト街道を歩く (イラストを模写)