地域の宝を生かした特産品で町おこし

kanazu362011-08-15

きょう8月15日は終戦記念日、戦争が終って66年となる。
お盆にふるさとに帰省した人たちのUターンラッシュが始まった。
ふるさとのみやげはなにを買っただろうか。
テレビの「夢の扉」で、香川県の会社が竹から奇跡の綿を生み
出す四国の発明王田渕国広社長を紹介していた。
新潟県内各地で、地域の宝を生かした特産品作りの話題が新聞に。
・つららなす(柏崎市北条地区)
 柏崎市北条地区特産の「つららなす」が柏崎のスーパーで売られていた。
 つららなすは、一般的には万寿満茄子といわれ柏崎市北条地区で作られている。
 つららなすの一番の特徴は涼しそうな緑色。
 つららなすは、一般的には万寿満茄子といわれ柏崎市北条地区で作られている。
 北条地区のつららなすは、化学肥料や農薬を一切使わずに育てているため、他の万寿満茄子とはひと味違った味わいが楽しめる。
 通常のなすと違い、紫色のアントシアニンが少ないため、クロロフィルの緑色が表面に出て、きれいな緑色をしているのが特徴。
 またアクも少なく、味わいも通常のなすよりも淡白で爽やか。
 食感もシャキッとした歯ごたえがある。
 長く蒸かしても型崩れすることなく、なめらかな舌触り。
・雪椿で椿油と美容製品(阿賀町)
 阿賀町の花で県の木である「雪椿」を植栽し、雪椿の油を生産し食用油や美容製品の商品化に取り組む「奥阿賀・緑の油田プロジャクト」が本格的に始動した。
 ・食用油と美容製品
  雪椿を町内の造成地や耕作放棄地などで栽培し、種の油を食用油や美容製品などに利用して町の特産品として製造販売する。 
椿油石鹸(阿賀野市)
 阿賀野市の植物油脂搾油会社が新潟大学との産学連携により新潟県産の椿油を利用した洗顔石鹸を商品化した。
 商品名は「椿石けん」。
 1個(80グラム)1680円で、阿賀野市の観光施設や近隣の旅館などで販売している。
・温泉の源泉から特産の食塩作り(長岡市与板:越乃会)
 旧和島村から与板町に通ずる峠に「塩之入峠」がある。
 現在は、塩之入トンネルが開通しているが峠近くに「塩水の井戸」があった。
 由来には「弘法大師が、この里に住む貧しき老婆に授けられた・・・、里人が食塩の代用として・・・」と書かれている。
 戦争中も、貴重な塩分を採取するため汲み取りに来る人が絶えなかったという。
 現在は、塩之入峠の道路拡張により元井戸から導水し、小屋を作って永久に保存されている。
 旧与板町馬越に越乃湯温泉がある。
 越乃湯温泉の源泉は塩分濃度が高いことでも有名。
 町おこし団体や馬越の住民らでつくる「越乃会」の人たちが、塩炊き小屋を設け源泉を引き入れ塩を作り特産食塩「越乃塩」という商品名で販売している。
 計画では、年間生産目標は1トンで販売価額は80グラム500円。
・菜種搾油施設の完成(長岡市寺泊地区竹森:菜の花工房ながおか)
 長岡市で生産された菜種から油を取る搾油施設「菜の花工房ながおか」がJA越後さんとう寺泊支店近くの長岡市寺泊地区竹森に6月16日、完成した。
 新潟県の震災復興基金の助成を受け総工費は約3000万円で完成させた。
 同施設は床面積約550平方メートで、菜種の焙煎から油の瓶詰めまででき1日500キロの菜種を搾油できる。
 菜種は現在寺泊地域や和島地域など市内計約21ヘクタールで作付けされている。
 菜種の収穫は6月末から始まり7月末まで続く。
 収穫した菜種を使って本格的に搾油施設を稼動させ菜種搾を搾るのは10月から。
新潟県内各地では、地域の宝である、なす・雪椿・温泉の源泉・菜の花などを利用して特産品作りに取り組む町おこし活動が盛んだ。
次はどんな特産品が誕生するか楽しみだ。

ふるさとのみやげは何にする (イラストを模写)