地域の活性化を目指す街おこしの    取組み

kanazu362011-08-17

新潟県内各地の街を歩くと人通りが減りシャッターの降りた店が
目に付く。
街に昔の賑わいを取り戻そうと各地の商店街の街おこしの
取組みが話題に。
・巻町の「鯛の蔵」オープンと蔵の外観を板張りで街をレトロ風の景観に再生
 ・鯛の蔵オープン
  8月13日新しくオープンした「鯛の蔵」を見てきた。
  「鯛の蔵」は、郷土玩具「鯛車」を中心に街づくりを進めるの新潟市西蒲区巻地区で新たな交流拠点にと7月9日、巻文化会館前にオープンした。
  ここは、昭和初期から旧巻町役場の文書庫として使われていた2階建ての蔵を西蒲区が改修したもの。
  改修後は1階が鯛車の紹介や制作指導などを行う交流スペース、2階は鯛車を展示するギャラリーとなっている。
  施設の管理や運営は、巻文化会館と市民団体「鯛車復活プロジェクト」が協働して行う。
 ・蔵の外観を板張りで街をレトロ風の景観に再生
  8月13日街の蔵の外観を板張りでレトロ風の景観に再生した「蔵」を見てきた。
  巻町では、街の景観整備につなげようと、蔵の外壁に板を張って修復するプロジェクトを昨年から進めている。
  ・2010年は旧しょう油醸造元の「中吉川」の蔵
  ・2011年は衣料品店「ヨシクメ(吉粂)」の蔵
  ヨシクメは江戸時代から足袋などを作っており、明治時代に洋服の販売を開始した。
・鉄道の街の新津商店街を列車ヘッドマークで飾る
 新津は、鉄道の街として栄えた。
 新津の鉄道の歴史は、明治30年(1897)11月20日私鉄の北越鉄道の中間駅として新津駅が開業した。
 明治45年には現在の信越線・磐越西線羽越線が鉄道交差する鉄道の要駅となった。
 昭和30年代前半には、新津住民の4人に1人が鉄道関係者だった。
 鉄道で栄えた街も新幹線が走らず往時の賑わいが消えた。
 鉄道の街新津には今も鉄道で栄えた当時の貴重な宝(資料)が眠っている。
 街に賑わいを取り戻そうと、商店街関係者や新津商工会議所などが委員会を作り、街に残る鉄道に関する貴重な資料を商店街に展示する企画を計画した。
 同イベントでは「にいつ鉄道商店街・行こう!!鉄道の街へ!!」をキャッチフレーズに8月15日から始まった。
 8月15日イベントを見てきた。
 イベントの玄関口となる新津駅に風鈴が飾られ街を訪れた人たちを歓迎する。
 新津駅商店街の37店舗の店先に新津の鉄道を象徴する「SLばんえつ物語号」の歴代ヘッドマーク(複製)・「ときのヘッドマーク」・「さよなら急行佐渡ヘッドマーク」・SLの前照灯・腕章などが飾られている。
 ・東洋館ホールでは「鉄道で栄えたまち・にいつ今昔写真展」
 ・駄菓子や昭和基地1丁目C57では「APEC鉄道パネル展」
 も同時に開催されている。
・新潟古町通の道路改良工事で歩道拡幅とベンチの設置
 新潟市は、中心市街地活性化の一環として古町通5・6番町商店街の道路改良工事を行い、舗装の色を統一したり歩道幅を広げたりベンチを設置したりして、歩いて楽しめる商店街を目指している。
 道路改良工事は10月末まで続く。
・亀田町の田植え枠「灯籠まつり」
 新潟市江南区の亀田町では街おこしの一環として2009年から亀田商工会青年部が、昔の農具「田植え枠」を灯籠に仕立て直して町中にともす「わく灯籠まつり」を開催している。
 今年も8月10日から亀田排水路公園で「わく灯籠まつり」が始まった。
 田植え枠は、水田に苗を植える間隔を一定に保つため水田に目印を付ける木製の農具で田んぼに転がすことから「コロ」とも呼ばれる。
 亀田排水路公園に飾られているわく灯籠38基は、亀田商工会青年が地区の農家から集め、亀田小学校・亀田東小学校・亀田西小学校・早通小学校・亀田西中学校の児童生徒と亀田商工会青年部などの人たちが灯籠にイラストを描いた。
 飾られている田植え枠を見ると四角形・五角形・六四角形の3種類ある。
街に昔の賑わいを取り戻そうと各地域で活性化を目指す街おこしの取組みが盛んだ。
地域をどんなアイディアで活性化させるか・・・。

昔の農具「田植え枠」も・・・ (イラストを模写)