木綿並木と桜・レンギヨ並木

kanazu362011-09-23

「暑さ寒さも彼岸まで」とという言葉がある。
夏の暑さは秋分の頃までに、冬の寒さは春分の頃までには
和らぎ、凌ぎやすくなる」という意。
きょう9月23日は秋分の日。
綿の木が白い綿を付け、彼岸花も咲き始めた。
木綿並木と土手に咲く彼岸花を見てきた。
・木綿並木(新潟市江南区:早通・9月16日)
 きょう23日、旧亀田町に亀田縞や絵ろうそくなど亀田の特産品をPRする「がっとこむかめだ」がオープンする。
 旧亀田町の伝統織物「亀田縞」で地域おこしをめざす市民グループ約20人が「亀田縞応援隊」を結成、2009年から木綿の栽培に取組み、収穫した綿で来年夏には糸紡ぎまでを行い亀田縞を作る計画だ。
 2011年は新潟市江南区早通にある亀田郷土地改良区の農業水路約70mを借り5月に木綿の苗木約400本を植えた。
 田んぼ脇の畑には“手織りの亀田縞につながる「綿の木」2011亀田縞応援隊と仲間たち”、の看板が立つ。
 苗木は順調に育ち用水路に沿いの畑の綿木は、黄色い花が咲き、花はやがてチョコレート色の綿の実((コットンボール))に。
 そして実が弾け、中から白い綿が顔を出す。
 運がよく、綿木の「黄色い花」と「チョコレート色の綿の実」と「白い綿」を同時に見ることができた。
・潟東農業排水路の桜並木とレンギョ並木(新潟市西蒲:潟東地区・9月17日)
 旧潟東村の有志らで作る「大樹を育てる会」では、村の地域おこしにと1998年と2002年に潟東出張所に近い市道沿いの農業排水路の両脇約1キロに、ソメイヨシノ128本とシダレザクラ73本を植え桜並木を作った。
 同会では「春の花街道の新名所」にと今年(2011)3月、桜並木の市道反対側(右側)にレンギョ840本を植えた。
 来年の春からは、潟東農業排水路脇の道路が桜やレンギョの花色でピンクや黄色に染まる。
・番外:小阿賀野川土手の彼岸花新潟市江南区:小阿賀野川土手・9月16日)
 昨年(2010)10月9日に新潟市江南区木津の小阿賀野川堤防斜面が彼岸花の花で真っ赤に染まる光景を見た。
 秋の彼岸の日が近づき今年はどうかと9月16日小阿賀野川土手の彼岸花を見に訪れた。
 まだ、土手に数本の彼岸花の茎が伸びたばかりで花は咲いていない。
 土手の彼岸花は、近くで酒店経営を営む大竹富雄(64)さんが約10年前、堤防がゴミ捨て場同然になっていたので「花を植えればゴミを捨てないだろう」と2・3株を植えた。
 毎年株分けしながら増やし、今では約30メートルの堤防に数千本の真っ赤な花が咲き乱れ多くの人が花を見に訪れる。
 土手を下り河原に出ると大竹さんが手造りで完成させたかやぶきの“よろっ〜と生きよう”と書かれた「小阿賀の館」がある。
のどかな田園風景の中に四季折々の花の息吹が感じられる。
春は桜やレンギョの花が咲き、秋は綿の花や彼岸花が咲く。

綿木の花と実と白い綿 (イラストを模写)