自治会の自主防災組織発足と防災訓練の実施
東日本大震災以降、全国各地で自主防災組織の設置の関心が
高まり、次々と設置されている。
わが町内も自治会内に自主防災組織発足に向けたプロジェクト
チームを編成し、ようやく自主防災組織を発足させた。
・新潟市西区自主防災組織結成の現状
新潟市西区自治体協議会が、2011年12月現在の自主防災組織結成の現状を発表した。
新潟市西区の自治会役員でつくる「新潟市西区自治体協議会」が、昨年末区内316の自治会・町内会に対し自主防災組織の有無についてアンケート調査し、93.4%に当たる295から回答を得た。
それによると、自主防災組織作っていない自治会・町内会は81(27%)。
単独で結成済みは80(27%)、区内の複数の自治会・町内会でつくっているのは134(46%)だった。
「結成済み」以外の自治会に対し、つくらない理由を複数回答で尋ねたところ、
・住民の関心が低い(56%)
・高齢化などで自主防災組織をつくるための取りまとめ役がいない(55%)
・地域のつながりが強く、防災組織をつくる必要がない(15%)
・自主防災組織発足までの経緯
・町内自治会では平成22年、副会長を長とする「自主防災組織発足」に向けたプロジェクトチームを編成
・23年6月、防災に対するアンケート調査の実施
・23年8月、防災に対するアンケート調査の回答とりまとめ報告
・23年10月、自主防災組織発足に向けた経過報告
(”自分たちの町は自分たちでまもりかしょう"のマニュアルを各戸配布)
・24年3月通常総会で自主防災組織発足を審議承認される
・防災訓練の実施
自主防災組織発足に伴ない5月27日、第一回自主防火訓練を実施。
訓練は、町内の人たち約70人が参加し、西区役所地域安全係の指導を受け家庭用消火器操作訓練、バケツリレーによる初期消火訓練を実施した。
・番外:防犯灯のLEDへの切り替え
新潟市は、自治会や町内会が道路の電柱などに設置している防犯灯について、補助金を出し蛍光灯や水銀灯からLED(発光ダイオード)に切り替える作業を進めている。
2012年度までに全体の1割に当たる約6000基を設置する予定。
わが町内も3基が切り替えられる予定。
自治会では、秋に2回目の防火訓練を予定している。
バケツリレーで汗を流す (イラストを模写)