純情きらりを観た妻の目には涙が

kanazu362006-08-17

お盆の薮入りの16日、テレビで亡き母を
偲ばせるすばらしいシーンを観た。
NHK朝の連続ドラマ「純情きらり」のシーンである。
かねの容態が急変、桜子の歌う「埴生の宿」の歌に
送られこの世を去るシーンが。
妻も私も、かねの死と母の死が重なり亡き母の死のシーンが目に浮かんだ。
看病中の妻から、母の容態が急変危篤との連絡を受け、新潟から故郷高田へ
急行した。
母は、病室で酸素マスクを付け目を閉じながら息をしていた。
母の手を握り、耳元で「三朗が来たよ。分かるか。三朗だよ」と大声で呼んだ。
分かったのか、私の手を弱い力で握り返した。
これが母との最期の別れとなった。
妻は、「お父さんが間に合って良かった」
私も「間に合ってよかった」と。
かねが、桜子の歌う「埴生の宿」の歌に送られこの世を去るシーンに、
妻の目には涙が。
亡き母の導きか、お盆にすばらしい贈り物が、天国から届いた。
亡き母は (イラストを模写)