ワインの父やビールの父や酒博士は越後の人

kanazu362006-09-03

ワインの父やビールの父や酒博士が、
越後の人であることを知った。
ワインの父川上善兵衛(1868〰1944上越市北方)
ビールの父中川清兵衛(1856〰1916長岡市与板)
酒博士坂口謹一郎(1897〰1994上越市稲田)
の郷を訪ねた。
・ワインの父川上善兵衛
 「よいワインは、よいぶどうから」と、所有地の岩の原丘陵地を
 開墾し、よいぶどう作りに生涯を捧げた。
 生家北方の地には、川上善兵衛資料館が建てられている。
 岩の原葡萄園第2号石蔵と越後名物の雪室が開放されており、中を自由に見学できる。
 雪室では真夏でも雪が見られ、石蔵や雪室中には樽詰めや瓶詰めされたワインが
 貯蔵されている。
・ビールの父中川清兵衛
 1856年三島郡与板町(現長岡市)中川津兵衛の長男として生まれる。
 明治6年ドイツに渡りビール醸造技術を学ぶ。
 帰国後、北海道でビール製造を始め、明治10年6月日本で初めてビール醸造
 成功した。
 記念館等はないが、清兵衛の偉業を称え中川津兵衛家の跡地に「中川清兵衛生誕碑」が
 建てられている。
・酒博士坂口謹一郎(東大名誉教授)
 頚城村の庄屋の家系で、1897年高田市稲田(現上越市)で生まれる。
 応用微生物学者の世界的権威者。
 昭和42年文化勲章を受章。酒博士として親しまれている。
 生誕の地上越市頚城区鵜ノ木には、坂口記念館が建てられている。
 記念館には、「酒杜り館」「楽縫庵」「留春亭」がある。
 広い庭には、博士が愛した雪椿が約100本植えられており、花の季節には
 見事な花を咲かせる。
辛党の方は、アルコールをただたしなむだけではなく、越後を旅しワインの父や
ビールの父や酒博士の故郷を訪ねてみては。
秋の夜長はやはり (写真を模写)