ワインの父やビールの父や酒博士は越後の人
ワインの父やビールの父や酒博士が、
越後の人であることを知った。
ワインの父川上善兵衛(1868〰1944上越市北方)
ビールの父中川清兵衛(1856〰1916長岡市与板)
酒博士坂口謹一郎(1897〰1994上越市稲田)
の郷を訪ねた。
・ワインの父川上善兵衛
「よいワインは、よいぶどうから」と、所有地の岩の原丘陵地を
開墾し、よいぶどう作りに生涯を捧げた。
生家北方の地には、川上善兵衛資料館が建てられている。
岩の原葡萄園第2号石蔵と越後名物の雪室が開放されており、中を自由に見学できる。
雪室では真夏でも雪が見られ、石蔵や雪室中には樽詰めや瓶詰めされたワインが
貯蔵されている。
・ビールの父中川清兵衛
1856年三島郡与板町(現長岡市)中川津兵衛の長男として生まれる。
明治6年ドイツに渡りビール醸造技術を学ぶ。
帰国後、北海道でビール製造を始め、明治10年6月日本で初めてビール醸造に
成功した。
記念館等はないが、清兵衛の偉業を称え中川津兵衛家の跡地に「中川清兵衛生誕碑」が
建てられている。
・酒博士坂口謹一郎(東大名誉教授)
頚城村の庄屋の家系で、1897年高田市稲田(現上越市)で生まれる。
応用微生物学者の世界的権威者。
昭和42年文化勲章を受章。酒博士として親しまれている。
生誕の地上越市頚城区鵜ノ木には、坂口記念館が建てられている。
記念館には、「酒杜り館」「楽縫庵」「留春亭」がある。
広い庭には、博士が愛した雪椿が約100本植えられており、花の季節には
見事な花を咲かせる。
辛党の方は、アルコールをただたしなむだけではなく、越後を旅しワインの父や
ビールの父や酒博士の故郷を訪ねてみては。
秋の夜長はやはり (写真を模写)