稲ワラの懐かしい臭いや金木犀の芳香が

kanazu362006-09-27

庭の木々が秋風に揺れている。
秋風に乗り稲ワラの懐かしい匂いが届く。
目を閉じると風の中に、田圃で農家が稲刈りをする懐かしい
光景がある。
懐かしい光景が甦り、走馬灯の様に脳裏を駆け巡る。
庭からは、金木犀の甘くて強い芳香が。
金木犀は、30年前家を新築したとき同僚から記念樹として贈られた。
木は、大きく生育しても空気の悪い所では花を咲かせないと聞いた。
庭の金木犀は、風雪に耐え、毎年すばらしい香りを我が家の庭に届けてくれる。
妻が枝を折り、一輪花瓶に生けた。
春の沈丁花ジンチョウゲ)・夏の梔子(クチナシ)・秋の金木犀
冬の蝋梅(ロウバイ)は、4大香木。
庭の片隅には、真っ赤な大きな火花を連想させる彼岸花が咲いている。
赤い花が天から降ってくるという仏教の経典から、おめでたい事が起こる兆しに
「天上の花」と呼ばれる。
日本では、死人花(しびとばな)・地獄花(じごくばな)・幽霊花(ゆうれいばな)
等と呼ばれ、不吉な花として忌み嫌う地方もある。
韓国では、葉のあるときには花がなく。花のときには葉がない。
「花は葉を思い。葉は花を思う」ことから相思華(サンチョ)と呼ぶ。
季節は、夏から秋へと移り、庭の草木にも秋の気配が。
庭の彼岸花 (写生)