十五夜と秋の七草

kanazu362006-10-07

十五夜秋の七草には、
吉祥の意味があると本で見た。
昨6日は、旧暦8月15日の十五夜(満月)で
中秋の名月を祝う「月見」だった。
朝からあいにくの雨、月は雲に隠れ姿を見せなかった。
万葉集山上憶良が、「秋の野に 咲きたる花を 指折りて かき数ふれば
七種(くさ)の花」「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花また 藤袴 朝顔の花」と
詠んでいる。
朝顔は、今では桔梗を意味するといわれている。
・満月 月はツキに通じツキが満たされる
・萩の花 萩は生え芽(はえぎ)といい「芽が出る」ことから立身出世を意味する
・尾花 ススキの花穂、獣の尾に似ている。稲穂にたとえれ五穀豊穣を意味する
・葛花 葛の生命力と薬用になることから無病長寿を意味する
・撫子 子どもを撫でる花という意味から子どもの健康を意味する
・女郎花(おみなえし) 黄色の小さな鐘(カネ)の形をした花をたくさん咲かせることから
               金運を呼ぶ花といわれる
藤袴 花から高貴な香りが放され、その香りが邪気を祓うといわれる
・桔梗 「木」へんに「吉」と書くことから、吉祥をあらわしている
子どものころ十五夜には、すすきを飾り団子を供えて月を祀る「月見」の風習があったが。
せめて今は、「十五夜お月さん」や「うさぎ」を歌い月を祀ろう。
河原なでしこ (写真を模写)