プロスポーツ界のベテランと新人若者
落ち葉が舞い散る季節。
この1週間、プロスポーツ界では、ベテランと新人若者が
活躍した。
ベテランは、プロ野球日本ハムの新庄剛志選手。
新人若者は、日本ハムのダルビッシュ投手と八木智哉投手、女子プロ
ゴルファーの諸見里しのぶ選手、そして女子プロテニスの中村藍子選手である。
・ベテラン新庄選手
4月18日新庄選手は、突然の引退宣言をした。
新庄効果で札幌ドームの観客動員数は、うなぎ登りで前年比17.4%増の
160万3541人。
昨年は、ゼロだった4万人を超すホームゲームでの試合は、プレーオフを
含めて今年は既に10試合もある。
新庄のファンサービスは、独創的で人には真似ができない。
かぶり物やバイクを使ったパフォーマンスで、球場に観客を呼び込んだ。
議論を呼んだ襟付きアンダーシャツや古巣阪神のユニホーム着ての練習、そして
背番号を変更しての出場等など、まさに新庄流のオンパレードだった。
最後は、どんなパフォーマンスで選手生活に終止符を打つのか。
・新人若者
*ダルビッシュ投手
甲子園を沸かせた、2年目のダルビッシュ投手、ソフトバンクとの第2ステージ
第1戦、初回を松中の犠牲フライの1点に抑えた。
新庄の勝ち越し打の1点を守り切り完投で勝利を挙げた。
新人の昨年は5勝。今年はレギュラーシーズンで12勝と大飛躍した。
*八木投手
ソフトバンクとの第2ステージ第2戦、ソフトバンクの斉藤和巳投手と投げ合い、
散発3安打と好投、サヨナラ勝ちを呼び込む大原動力となった。
レギュラーシーズンで12勝は、新人王の最有力候補である。
*諸見里選手
20歳の諸見里選手が、SANKYOレデースゴルフで史上4番目の若さで
初優勝した。(宮里藍選手・横峯さくら選手・平瀬真由美選手に継ぐ4番目)
初日66と首位に立ち、最終日は77と崩れ大山志保選手の追撃を受けたが、
相手にもミスが出て初日のリードを守り切り、みごと初優勝した。
若手4羽ガラスが、今後どんな活躍をするか。
ベテラン不動裕理選手や大山志保選手は。
*中村選手
22歳の中村選手が、テニスのAIGジャパン・オープン戦で、第1シードの
マリオン選手から第1セットを奪った。
1998年の杉山愛選手以来の日本勢8年ぶりの優勝かと観衆が一瞬固唾をのんだ。
ここから第1シードの貫禄が勝り、第2第3セットを奪われ1:2で逆転負けで
準優勝に終わった。
「すごく悔しい。勝ち抜く難しさを実感した」「初めての決勝進出で自信がついた」
とインタビューに答えた。
新人選手といえば、新潟県にもすばらしい選手がいる。
女子ゴルフの日本女子オープン選手権で若林舞衣子選手(新潟・開志学園高3年)は、
6位と健闘し、ベストアマチュアーに輝き表彰された。
来年プロ試験を受けプロの世界に挑戦する。
月日の流れは早い。
大舞台の世界から去る者。
大舞台の世界に新しく登場する者。
大きな夢と期待を胸に。
落ち葉何れは我が身 (写生)