苦情から生まれた新商品は洋傘のヌレンザ

kanazu362006-10-25

昨日は朝から雨降り。
雑誌と新聞に雨降りの面白い話題が載っていた。
雑誌はジパング倶楽部11月号。
新聞は日本経済新聞
・雑誌には、思い出の歌「雨ふり」(横浜市 天内康夫)と題し、
 小学校が「国民学校」と名前を変えたのは昭和16年、外来語が姿を消し、
 音楽の教科書では「ドレミファソラシド」から「ハニホヘトイロハ」に
 書き換えられた。
 初等科3年で教わった「雨ふり」の歌詞「雨雨ふるふる田にはたに」も、
 西洋音階で歌えば「ソミソミラーソソミー ソーミレドレー」が、日本音階では
 「トホトホイ−トトホー トーホニハニー」と。
 戦時中は、「ドレミ」が「ハニホ」だったことをはじめて知った。
日本経済新聞には、「濡れない傘」と題し、
 福井商工会議所がインターネットで開設している「苦情・クレーム博覧会」に
 寄せられた、消費者の苦情やクレームをヒントに「濡れない傘 ヌレンザ」を開発した。
 開発のきっかけは、「雨が降った時の電車内などで、傘の水滴で服や靴がぬれて困る」
 という消費者の苦情からだ。
 ヌレンザは、福井県産の撥水性の高い高密度繊維ホリエステル生地を素材にした手作り
 の洋傘だ。
 その名前の通り、一振りしだだけで水滴が完全に落ち、瞬間的に乾いた状態になる。
 1本3万円で昨年1月に発売した。
 高価格にも関わらず、口コミで人気を集め現在2,3ケ月の予約待ちが続くヒット商品で
 ある。
 「ヌレンザ」とは、福井の方言で「ぬれないですよ」の意。
洋傘といえば、昭和30年代、タレントの植木等さんがテレビのCMで「なんである
イデアル」とアイデアルの洋傘の宣伝をしていたのを思い出す。
イデアルは流行語にもなった。
洋傘業界も生存競争が激しい。
コンビニエンスストアや100円ショップで洋傘が安く買える時代。
流行語にもなった「アイデアル」の洋傘も、安い傘に押され会社は自己破産に追い
込まれた。
雨がまだ降っている。
高級傘を買おうか、それとも100円ショップの傘にするか。
雨ふり (イラストを模写)