ドカベンに会える古町マンガストリートを歩く
久しぶりに新潟の古町を歩いた。
平日で人影も少なく、人の波に埋まった昔の
面影は今はない。
「ふるまちモール5」は、鍛冶小路と新津屋小路に挟まれた
わずかな距離だ。
駐車場に大きな看板が掲げられている。
「水島新司マンガストリート」と大きな文字で、その下に
野球マンガの巨匠水島新司先生は新潟市の出身。青春時代には古町に遊びに
来ることも多かったようです。
その水島先生が生み出した数々の人気キャラクターが、等身大の銅像となって、
アートな街宣言のシンボルとして古町5番町に登場しました。
躍動感あふれる人気キャラクターの迫力をお楽しみ下さい。
と書かれている。
銅像は7体、展示位置も示されている。
白山神社方向から大和デパート方向にゆっくりと歩いた。
通りに面し銅像が7体あった。
1 岩鬼正美「ドカベン」(右側)
とにかく口数が多い。失言も多い。でもこの男は憎めない。トゲがあっても
毒のない有言実行のスラッガー。
2 殿馬一人「ドカベン」(左側)
天才といわれてふさわしいのは音楽の方かも知れない。そのリズムに乗せた
打法はまさに秘打といわれるゆえんだ。
3 岩田鉄五郎「野球狂の詩」(右側)
全ての水島野球漫画の源になっている男だ。球聖だ。間違いなく生涯現役を
張る男だ。
番外 會津八一生誕の碑(左側)
4 水原勇気「野球狂の詩」(右側)
日本プロ野球初の女性投手である。秘球ドリームボールを投げる名ストッパーだ。
5 山田太郎「ドカベン」(左側)
彼がいるだけでまわりがあったかい雰囲気になる。気はやさしく力持ち。
不言実行のスラッガー。
6 里中 智「ドカベン」(左側)
通称「小さな巨人」小柄な男が巨人といわれる迄になるには相当の努力をした筈。
これでいいということのない努力家だ。
7 影浦安武「あぶさん」(右側)
野球人の鑑(かがみ、水島が理想とする男の中の男だ。
銅像と説明文を読むだけでも楽しい。
銅像は、いずれもモスグリーンに輝き、そのあいきょうは通る人たちをマンガの世界に
誘い込む。
ドカベンの胸には「MEIKUN」の文字が。
作者水島新司さんは、新潟市立白新中学の卒業生。
中学の隣には、あこがれの新潟明訓高校があった。(現在は移転、跡地はマンションに)
作者は、マンガの中で、思い出の学校を、明訓高校や白新高校の校名で登場させている。
ドカベンに会える古町マンガストリートを歩くと、故郷の幼いころの思い出が脳裏を・・・
明訓高校は (漫画ドカベンから模写)