クマと木の実

kanazu362006-10-31

おけさ柿の美味しい季節である。
柿の木オーナーの妻が作ったおけさ柿が、
今日もテーブルの上に。
一日5個は食べる。
昔から「柿を食べれば医者知らず」「美味いからと大食いをしないように、
柿は体を冷やすから」と母に教えられた。
新聞を開けば、毎日のように「クマに襲われけが」「民家近くでクマを目撃」
「クマの親子射殺」等の記事が載っている。
山の木の実が不足で、好物の柿を食べに里に下りて来るのではないかと言われる。
木の実不足は人災とも言われている。
・戦後木の実のなるブナや水ナラやドングリの木を伐採し、金のなる杉を植林をした影響が
・過疎が進み山や里の手入れができず、山と里の荒廃が
・猟師も高齢化し狩をする人が減り、クマの数が増えたことが
等など。
石川県白山市の山里では、柿の被害とクマの出没を防ぐため、柿の木にトタン板を根元から
高さ3メートルまで巻き付け、クマが滑って木に登れないように工夫している。
森を再生しょうと「いのちの森」づくり活動に取り組む団体がある。
NPO法人新潟県山野草をたずねる会・植生研究会」だ。
ふるさと長岡に昔から生育していた木のドングリを拾い、ドングリハウスで苗木を育て、
神社や学校や公園に植樹することで、昆虫や動物が多く棲む「いのちの森」を取り戻そうと
活動している。
5年目の今年は、長岡の八方台休暇センター跡地の自然を再生しようと、ブナやドングリや
ツツジなど42種類計624本の苗木を植樹した。
森が再生され、人もクマも安心して住(棲)めるふるさとの自然が再現されることを。
柿の木オーナーの妻は、今日も仲間と柿畑に・・・
渋柿 (柿を写生)