新米と栗とサツマ芋
妻の実家から新米(コシヒカリ)が届いた。
朝日村(新潟県)の友人から栗が届いた。
サツマ芋は近所の八百屋で買った。
妻は、新米と栗とサツマ芋で栗ごはんとサツマ芋ごはんを
作るという。
・栗ごはん
皮むきが大変である。
最近は、ホームサンターに簡単に皮がむける便利な「栗の皮むき鋏」が
売られている。
キャッチフレーズに「鬼皮と渋皮がキレイにいっしょにむけます」と。
鋏を上手に使い皮むきが終わった。
「栗ごはんできたよ」
・サツマ芋ごはん
サツマ芋と聞くと終戦直後の食糧難時代、裏の畑でサツマ芋を植えていた
母を思い出す。
砂地でなく水はけの悪い畑での収穫は決まっている。
芋も細く味も悪い。
芋も食べたが茎も食べた記憶が・・・
行商が売りに来る、犀潟(現上越市)方面の砂地でとれたサツマ芋は、太く黄色く
ホクホクとして美味しい。
八百屋で買う茨城産のサツマ芋も、太く黄色くホクホクとしていて美味しい。
「サツマ芋ごはんできたよ」
できた栗ごはんとサツマ芋ごはんの美味さの勝負は。
「栗よりうまい十三里」という言葉がある。
「栗」は九里。「より」は四里。合わせると「十三里」に。
十三里は、サツマ芋を意味し「焼き芋やさん」が商売に使った言葉だと
本に出ていた。
最近では、ずばり「栗よりうまい十三里半」といわれる。
「半」を付けたことで、栗より少し美味いを表現しているとか。
昔は、サツマ芋を栗(九里)より少し味が落ちるので「八里半」といわれたことも。
我が家の勝負は引き分け。
栗 (栗と葉を写生)