誕生日と祥月命日
今日8日は妻の誕生日である。
X歳になる。
11月は、孫二人と妻の3人が誕生日を迎える。
2日が兄ちゃん4日が弟、8日が妻、そして10月31日は、
母の祥月命日である。
・誕生日の贈り物
誕生日の贈り物は、何がいいかと孫に聞いた。
兄ちゃんはCDラジカセが、弟はサッカーボールがいいと。
祝い金を渡し贈り物は娘に買ってもらった。
妻の誕生日に、これまで贈り物をした記憶はない。
新聞に、「悩める人に現世救済を」と題し、瀬戸内寂聴著「愛と救いの観音経」が
紹介されていた。
瀬戸内寂聴さんは、「悩み苦しんで、どうしょうもないという人に
『観音経というのがあるよ。意味が分からなくても、唱えたり写経してごらん。
気持ちいいわよ』って伝えたいんです」と。
本は、京都・嵯峨野の寂庵で行った説法を基に、観音経の教えを伝える入門書である。
何のひらめきか、この本を妻の誕生日にプレゼントしたくなった。
書店には現物がなく注文となった。
この本をプレゼントされた時、妻はどんな気持ちになるだろうか。
本が届くのは、まだ先のことである。
・亡き母の祥月命日
10月31日は亡き母の祥月命日である。
妻に誘われ仏壇の前でお経を読んだ。
経本は、菩提寺の住職から贈られた「浄土宗大厳寺法要次第」の中から住職と一緒に
読経した第12番である。
蝋燭と線香が灯された仏壇に向かい夫婦で読んだ。
読み終わるとすがすがしい気分に。
親孝行をした気分に。
寂聴さんは、「観音様はいろんなお姿になって現われる。だから夫婦も、お互いが
観音様なの。そう思えば家庭円満」と語る。
夫婦には、これからもまだまだ山あり谷ありの長い人生が。
願いは、「いつまでも家庭円満でありたい」と。
私のもあるの (イラストを模写)