白山公園を散策し故人の偉業を偲ぶ

kanazu362006-11-18

久しぶりに白山公園を散策した。
大鳥居をくぐると「白山公園の由来」と書かれた大看板がある。
園内には、故人の偉業を偲ぶ16個の石碑が建てられている。
公園は、明治6年新潟県楠本正隆によりオランダ風の公園
として創設され、文明開化のシンボルとして日本最初の市民公園に指定された。
時代の流れを物語るように数多くの石碑が建ち並び老松とともに歴史を浮き彫りに
している。
と書かれている。
石碑設置の番号を確認しながら16個の石碑を見て故人を偲んだ。
竹内式部(しきぶ)先生の碑(1727年生まれ、儒学者神道学者・尊王思想学者)
2・3 鏡淵意伯(かがみぶちいはく)翁の石碑と歌碑(1826年生まれ、儒学者
  剣術者、戊辰の役では官軍の居之隊に所属)
4 坪井子敬(しけい)の碑(1845年生まれ、活版及び新聞事業の祖)
5 藤井如夢斎(によむさい)の碑(1833年生まれ、儒学者・戊辰の役では幕府に
  所属、幕府軍榎本武揚から如夢の雅号を与えらる)
6 明和義人顕彰之碑(明和4・5年発生の明和事件で処刑された故人を偲び建立)
7 新潟最古の石燈籠(1723年に建立された石燈籠で灯台の役割を果たした)
8 道しるべ(江戸時代に泉屋宗平が奉納、京へ150里・江戸へ95里・・・・)
9・10 百老会と御成婚記念碑(1924年昭和天皇の御成婚を記念して、
  新潟百老会が建立)
11 新潟遊園碑
12 美由岐賀岡(みゆきがおか)の碑(1878年明治天皇が巡幸の際ここで休憩)
13 楠本正隆像(2代新潟県令)
14 御手植の松(1916昭和天皇が皇太子殿下の時、地方見学際植えられた)
15 長井雲坪(うんへい)画伯の碑(1833年生まれ、画家)
16 祝寿松碑(1900年大正天皇の納妃を記念し稚松とともに建立)
散策後は、ひょうたん池の藤棚の下のベンチに下ろし園内を眺める。
ひょうたん池に流れ落ちる滝の音、池の中を悠然と泳ぐ紅白の錦鯉、池の淵でエサを
ついばむハトの群れ、池の浅瀬ではカラスが水遊びをする・・・・
大通りの喧騒とはかけ離れ、公園内は静かな別天地だ。
こんな町の中心地にも、人の心を癒すのどかな園があるとは・・・・
公園のベンチでくつろぎを (イラストを模写)