勝負の世界の厳しさと明と暗の姿を見た

kanazu362006-11-22

11月19日の日曜日、スポーツ界の
勝負の世界の厳しさを思い知らされ、勝負の世界の
明と暗の選手の姿を見た。
明は、大相撲九州場所での大関魁皇のかど番脱出と講道館杯
柔道での井上康生選手の復活優勝。
暗は、東京国際女子マラソンでの高橋尚子選手の敗退と米女子ゴルフツアー
ADT選手権での宮里藍選手の敗退である。
明は、
大関魁皇
 休場明けの場所で10度目のかど番、誰もが「ご当所で最後の花道を飾る」と
 予想した。
 地元九州で優勝したいとの強い執念で初日から無傷の8連勝であっさりとかど番を
 脱出した。
 往年の豪快さが戻り横綱朝青龍とともにトップを並走する。
 「めったにこんなことはないんですね」と。
・柔道井上康生選手
 アテネオリンピックで惨敗、昨年1月の嘉納杯国際大会で右胸を痛め試合から
 遠ざかっていた。
 本年6月の団体戦に出場して優勝に貢献した。
 19日の講道館杯柔道では、最後の決勝戦で勝負強さを発揮し得意の内またで1本勝ち、
 1年10ヶ月ぶりの個人戦優勝を飾った。
 「北京オリンピックへ、これでスタートラインに立てた」と。
暗は、
高橋尚子選手
 昨年の東京国際女子マラソンで見事復活優勝を飾った高橋尚子選手。
 2連覇を狙いアテネオリンピック代表の土佐礼子選手と激しいデットヒートを繰り広げた。
 31キロ付近で勝負の明暗が。
 「余裕はあった。いつ、前に出ようかと思っていたら脚がしびれてきた」と走力が
 急に落ちずるずると後退、最後は2時間31分22秒と初マラソンに次ぐ2番目に悪い
 記録で3位でゴール。
 限界説のささやかれる中、「1回の失敗であきらめず、北京オリンピックまで頑張りたい。
 引退はないです」と。
宮里藍選手
 今季最終戦となる米女子ゴルフツアーADT選手権で、初日・2日とトップを維持。
 3日目はパーにまとめ4位で決勝ラウンドに進出した。
 初日・2日のバーディーラッシュが嘘の様に入らず苦戦、イーブンパーの72で
 ホールアウト、4位タイに終わりファン期待の初優勝はならなかった。
 「これ(自分)くらいの選手はいくらでもいる。上に行くにはもっと努力しなくては」と。
勝負の世界の明暗劇の連続ドラマを1日で見た。
勝負の世界は厳しい。
勝てば光が。
負ければなにもない。
勝負は来年 (写真を模写)