新潟の上堰潟公園を歩く

kanazu362006-11-24

水辺の風景を訪ね「上堰潟を歩いてみよう」という
記事に誘われ、新潟の上堰潟公園(旧巻町)を歩いた。
上堰潟公園の表面には、角田山(481.7m)がそびえ、
山頂から麓に向かって赤・黄・緑に彩られた紅葉の幕が
ゆゅくりと下りてくる。
山は紅葉。
公園入り口の看板には、新潟市指定文化財天然記念物
「上堰潟(うわせきがた)」昭和49年3月23日指定、夏鳥7種・冬鳥22種・漂鳥8種・
留鳥16種・旅鳥8種・の合計61種が飛来する野鳥の休憩地、採餌地です。
トモエガモヒシクイオオハクチョウコハクチョウが飛来する隠れた棲息地です。
と書かれ、脇には平成17年10月9日巻町閉町記念植樹・町の木槇(コウヤマキ
が植えられていた。
上堰潟公園は、公園外側を流れる小さな「西山川」の農業用水の洪水調整池として整備
されたもの。
その規模は、面積26ha・11haの湖面。
1周2キロの遊歩道・4棟の東屋・バーベキュー施設・子供遊園地(ローラー滑り台・
ブランコ・ターザンロープ・ムーンカート)等がある
春は桜と6haの菜の花が、秋はコスモス等の草花が公園を彩る。
公園には、木樹206種(132、043本うち桜は450本)が植えられている。
園内を歩いた。
木花開耶姫(コノハサクヤヒメ)像が建てられ、サクラの語言でサクラの神様と
説明文に書かれている。
206種の木樹には、名前と説明が書かれている。
・ベニヤマザクラ(寒さに強い北海道の桜の代表)・オオヤマザクラ(和菓子の桜餅の葉に)
・シラカンバ(樹皮が白く美しい)・モチノキ(木の皮からトリモチを作った)
・エノキ(江戸時代の1里塚に植えられ、葉はオオムラサキの幼虫の食草)
・ハルニレ(アイヌ神話では人間の先祖を生んだ女神)
メタセコイア(化石でしか知られていなかったが、1946年中国で生木が発見た)
・イロハモミジ(葉がイロハニホヘトの七つに分かれているから)
・カツラ(葉を乾かしてお香を作る)
等など、木を見て説明文を読むだけで楽しい。
柿やりんごやびわ等の実のなる木もあった。
池では、カモやハクチョウ等の水鳥が羽を休めている。
角田山の紅葉と池の青さ、そして池をとりまく草花木、刈り入れの終わった田圃では、
ハクチョウがエセをついばむ。
目の前の晩秋ののどかな風景が、足音とともにゆっくりと移り変わっていく。
潟を歩く (イラストを模写)