白鳥が大空を舞う佐潟を歩く

kanazu362006-11-28

新潟市佐潟が1996年3月にラムサール条約
湿地に登録されて今年で10周年になる。
10周年を記念して、12月2・3日新潟市
佐潟10(テン)ラムサールフェステバル」が開催される。
週末は、あいにく雨か雪の予報だ。
晴天の11月25日佐潟を歩いた。
佐潟水鳥・湿地センター入り口の掲示板には、
・10月13日 9時40分2羽のコハクチョウが飛来、続いて19羽が着水
・11月3日 1770羽(コハクチョウ1748羽、オオハクチョウ22羽)
・11月10日 2398羽(コハクチョウ2372羽、オオハクチョウ26羽)
・11月24日 午前6時 3674羽
パンフレットで佐潟の概要を知った。
・面積約43.6ha(上佐潟、本潟) ・水深平均1m
・潟は、外部から流入する河川はなく、水源は周辺砂丘からの湧水と雨水にたよっている。
 日本の湖沼の中でも数少ない砂丘湖である。
・年間約7万人の家族連れや野鳥愛好家が訪れる。
・これまでに野鳥206種、植物4654種が確認されている。
佐潟の植物
・ハス ・コウホネ ・ミズアオイ ・ヒシ ・オニバス ・ハンゲショウ 
 等など
佐潟の野鳥
オオヨシキリ ・マガン ・マガモ ・オオタカ ・オオハクチョウ ・コハクチョウ
 等など
地域住民も活発なボランティア活動を実施して「潟の自然」を守っている。
その一つが「潟普請(かたふしん)」である。
住民が参加し、潟の泥揚げやヨシ狩り等と大規模なクリーンアップ活動を行う。
潟は、四季を通しいろんなイベントが行われる。
春は、桜まつり
夏は、花火と夕闇の湖面を彩る万燈籠流し
晩秋から真冬は、白鳥の飛来と冬鳥の観察
等など。
佐潟周遊マップを手に全周コース約5.5Kmを歩いた。
湖面では、オオハクチョウやカモたちが羽を休めている。
突然、ガァーガァーという鳴き声とともに羽音がした。
コハクチョウが湖面を走るようにしながら水をかき、群れをなし大空に舞い上がっていく。
集団ごとに群れをなし大空をガァーガァーと鳴きながら飛んでいく。
まるでリーダーが、笛を吹きながら生徒を引率しているようだ。
日の光を受け、白鳥の羽がとき色に輝く。
一瞬トキが飛んでいるのかと錯覚するほどだ。
耕運機のエンジンの音が響く。
周辺の砂丘地帯で農家が、大根の穫り入れをしているのだ。
大根は赤塚名物の漬物に加工される。
足音に驚いたのか、竹やぶから突然キジ(雌)が1羽飛び出し、目の前を早足で逃げていく。
まもなくゴール。
ヨシ狩り (写真を模写)