冬の嘆きの声と春の足音
春風に乗って!!のキャッチフレーズに誘われ、
妻が友人とはるかぜツアー!「金太郎伝説を伝える
箱根外輪山で箱根火山や富士を展望!」
金時山トレッキングツアーに出発した。
1月も終わるというのに暖冬少雪が続く日本列島。
各地のスキー場からは、嘆きの声が聞こえる。
新潟気象台が1月25日に発表した各地の降雪量は、新潟市で2cm(12月4日)・
長岡市で4cm(12月29日)・上越高田市で6cm(1月14日)・十日町市で
56cm(1月15日)・佐渡市で雪が舞っても積もらずゼロ。
スキー場も長岡市営・金谷山(上越)・冬鳥越(加茂)・三川(阿賀町)・角神(阿賀町)
等は、雪がなくスキーができない。
2月も気温が高い状況が続き降水量は少なく雪の降る確率は少ないという。
あちこちからもう、春の足音が聞こえて来る。
・冬の嘆き声
・デパートやスポーツ用品店等の「冬物処分」のチラシが毎日新聞に折り込まれる
・スキー発祥の上越市高田では、積雪ゼロで「レルヒ祭」ができないと、1960年の
スキー場開業以来初めての雪ごい祈願が行われた
・十日町市では雪が少なく「十日町雪まつり」名物の雪像ができないと、1989年
以来18年ぶりの雪ごい祈願が行われた
・わかぶなスキー場(関川村)では、スキー客が最盛期の9万人(1995年度)から
近年では3万人台に減少、不況と雪不足が追い討ちをかけスキー場が閉鎖の危機に
・1月12日、十日町市では87歳の男性が、雪下ろし中に屋根から転落死亡する事故が
発生(新潟県内では今冬初めて)
・春の足音
花木
・新潟市蒲原神社の境内にある早咲き梅の「雲龍」や「八重寒梅」が1月21日開花
・五泉市役所の玄関で1月17日恒例のチューチップの切り花展示が始まる(1600本)
・上越市高田では、日本三大夜桜の観桜会をPRするポスターを1月23日発表
・上越市高田のフラワーセンターでは、1月27日から洋ランの一種デンドロビウムの
即売会が始まる
食
・長岡市鉢伏町では1月21日観光イチゴ園がオープン
・上越市桑取では、水中に生える珍しい山菜「サワモク(梅花藻)」の収穫が始まる
・上越地域特産の地場野菜「オータムポエム(中国野菜のコウサイとサイシンから育成)」
を特売(冬野菜でアスパラ菜とも呼ばれる)
・上越市内の小中学校では「全国学校給食週間」に合わせ、「ふるさとの味再発見!」を
テーマに「ゲンギョの天ぷら」や「サメの煮こごり」が生徒の机に並んだ
雪原の彩り
・妙高市妙高高原地区では、大寒の1月20日トウガラシの雪さらし作業が始まり
雪原を赤く染めた。トウガラシは香辛料の特産品「かんずり」に
・糸魚川市能生谷の集落では、江戸時代から続く伝統のスゲガサを雪にさらす天日干しが
始まり、丸いスゲ笠が花のように雪原を覆う
今年は、冬はないのか、もう春の足音がそこまで聞こえている。
週末2月3日は、節分・豆まき。
2月4日は立春、暦の上ではもう春が来る。
もう梅の花が (イラストを模写)