小江戸川越七福神めぐりを歩く

kanazu362007-02-03

もう節分。
暦の上では明日からは春。
冬と春が逆に。
1月の新潟市の「積雪なし」は、1891年(明治24)に
観測が始まって以来初めて。
1月の平均気温も4.9度と1891年(明治24)に観測が始まって以来
最も高かった。
冬に逆戻り、1日夜半から新潟市でも1cmの降雪があり、昨年12月18日以来
46日ぶりに積雪を記録した。
一陽来復という言葉に誘われ、2月1日、縁日で賑わう「小江戸川越七福神めぐり」
トレッキングツアーに夫婦で参加した。
歩く距離は約6キロ、人気コースで参加者は80名。
朝7時バス2台で新潟を出発、11時川越市に到着。
川越市から派遣された、シルバー人材センター観光ボランティアの案内で、第一番寺から
小江戸川越七福神めぐり」がスタートした。
・第一番 天台宗 妙善寺(毘沙門天)威光 秋の七草 女郎花(おみなえし)
 仏教の守護神で多聞天よ呼ばれる。
 心には勇気決断、暮らしには財という、物心ともどもの福を施す神。
 さつまいもが名物の川越市、境内脇には「川越さつまいも地蔵尊」が祀られている。
・第二番 天然寺(寿老人)寿命 秋の七草 桔梗(ききょう)
 富財、子宝、諸病平癒とそのご利益は多岐にわたっている。
 長寿の神様。
・第三番 喜多院(大黒天)有福 秋の七草 萩(はぎ)
 糧食財宝が授かる神として信仰される。
 くろ(黒)くなってまめ(魔滅)に働いて大黒天を拝むと大福利益が得られる。
 境内には、江戸城内の家光誕生の間や春日局化粧の間が移築された建物がある。
 五百羅漢の石仏(538体)も祀られ、石仏の表情に親しみを感じ心が癒される。
 干支を抱く羅漢もあり、各自が自分の干支の羅漢を探した。
・第四番 成田山(恵比寿天)清廉 秋の七草 撫子(なでしこ)
 漁村では海の神、農村では田の神、山村では山の神、都市では市神、福利を招く神
 として、商人からも深い信仰がある。
・第五番 浄土宗 蓮馨寺(れんけいじ)(福禄寿神)人望 秋の七草 尾花(すすき)
 幸福、高禄、長寿の三徳を備え人に与える。
 方位除災、商売繁盛、延寿福楽等のご利益を与える。
・第六番 浄土宗 見立寺(布袋尊)大量 秋の七草 葛(くず)
 大きな袋を担いで各地を放浪し、吉凶を占い、福を施して倦むことがなかった。
 未来仏たる弥勒菩薩の化身ともいわれる。
 境内には、赤穂浪士矢頭右衛門七の妹の墓がある。
・第七番 妙昌寺(弁財天)愛敬 秋の七草 藤袴(ふじばかま)
 七福神唯一の女神で、弁舌、芸術、財福、延寿を授ける神として、古くから、商人や
 芸人など幅広い人々の信仰を集めている。
 運を開き、福を招く女神。
4時間半の小江戸川越七福神めぐりは終わった。
1時間の自由時間があり、蔵の町を歩き、400年前から城下町に時を知らせる
「時の鐘」を見た。
今でも1日4回、午前6時・正午・午後3時・午後6時、市民に「時の鐘」で時を
知らせている。
七寺には、秋の七草が植えられ、秋は「七福神と七草めぐり」の両方が楽しめる。
七つも福を授かった。
今年の運勢は・・・
我が家の弁天さんは女神か (イラストを模写)